ゾングルダクで炭坑事故、8名死亡
2013年01月08日付 Hurriyet 紙


トルコ石炭協会(TTK)コズル支部管轄下の炭鉱でメタンガスが爆発し、崩落事故が起こった。その結果8人の労働者が昨日亡くなった。亡くなった労働者の近親者らは、炭鉱の入り口に詰めかけた。13歳のドウカン・サル君は、「僕のお父さんはどこ?」と炭鉱関係者や父親の友人らから情報を得ようとしていた。ドウカン君の父親の、ムスタファ・サルさんは、ほかの坑道にいて無事だった6人の労働者のうちの一人であると判明した。

■8人の労働者が死亡

ゾングルダクで、トルコ石炭協会コズル支局の炭鉱で「突如、メタンガスが噴き出した」ことで崩落が起こり、8人の炭鉱夫が犠牲になった。救助活動の間、一人が重傷で坑道から運び出された

■身元が判明

トルコ石炭協会コズル支局の炭鉱で、メタンガスの噴出により亡くなった8人の労働者の名前が明らかになった。

トルコ石炭協会のマフムト・オズチェリキ副会長は、記者らに行った会見で、炭鉱で犠牲になった労働者の名前は、ヒュセイン・キュレクチ、ハサン・ボザジュ、ムハッレム・ヤプジュ、ユクセル・コジャ、アフメト・シェケルジ、キョクサル・カドゥオール、ムフスィン・アクユズ、そしてサトゥルムシュ・アルスランであると発表した。オズチェリキ副会長は、労働者のうち、ハイレッティン・ダークランは、現場から無事救出されたと述べた。

■お父さんはどこ

亡くなった労働者の近親者らが炭鉱の入り口に駆け付けた。このなかに、13歳のドウカン・サル君がいた。炭鉱の入り口で父親を探すサル君は、涙をながしながら、関係者から父親のムスタファ・サルさんに関する情報を得ようとした。ムスタファ・サルさんは、事故の後、炭鉱のほかの坑道に閉じ込められ、その後救出された6人の労働者のうちの一人であると判明した。ビュレント・エジェヴィット大学付属病院で、検査のため入院している父親のサルさんであるが、健康状態は良好であることが分かった。サルさんは、「救出された後で、息子の姿を目にし、喜びました。もうあきらめていました。炭鉱では、子供たちのことが思い浮かびました」と話した。

■雪で仕事に行けなかったために助かった

ゾングルダクのチャルジャ村にすむ労働者のラマザン・アルドゥチさんは、大雪で村の道路が通行止めとなり自分の労働シフトの時間に炭鉱へ行くことができなかった。このため10人で入るところ、9人で炭鉱に入っていた。午後になって一緒に働く8人の仲間が亡くなり、一人が重傷を負ったことを知ったアルドゥチさんとその家族はうれしいような悲しいような複雑な気持ちになった。下請け業者の関係者は、「ラマザンさんが仕事に言っていたなら、たぶん彼も死んでいたでしょう」と語った。

■1992年には263人の炭鉱夫が亡くなる

コズル生産地区にある8人の労働者が命を落とした石炭炭鉱では、トルコ石炭協会の150年の歴史の中で最悪の事故がかつて起こっていた。1992年3月3日にメタンガスの爆発で、大規模な火災が起き、263名の労働者が亡くなった。21年前のこの惨事の後も、この炭鉱では死者を出すような事故が起きていた。

■マスクは彼らのそばにあった

事故が起きた坑道では27名の労働者が働いており、これらのうち9名が事故の被害に遭ったと述べる労働社会保障省のチェリキ大臣は労働者のマスクや防護用具一式に関し、問題はなかったとした。大臣は労働者のマスクが彼らのそばにあったのか否か問われると、「彼らはマスクを装着していたと聞いている、マスクはそばにあります。しかしガスが浸入した時の状況は、いまのところ私たちでは推測できない。そのような突然の事故でマスク使用が実際なされるのか否か、技術担当者が返答することになる」と語った。

■下請けの問題

チェリキ大臣は2010年5月17日、TTKのカラドン管轄下の鉱坑でのガス事故で、下請け会社で働く30人の労働者が亡くなったことに言及しながら、次のように語った。
「本来の雇用主、下請け雇用主はその結果によってはすべて雇用主だ。基本は規則に則った生産が行われていたかどうか、規則に沿った労働環境があったかどうかである。労働がその健康規則や安全規則に沿ったものであったかどうかである。こうした事故に対してはこのような観点で見ていく必要がある。システムは別の問題である。下請け雇用主はどこで、どのようにしてあるべきか、これは我々が取り組んできた難しい問題だ。各政党、市民団体、労働組合、雇用主らと共に取り組んできた。それは労働の今日的な形ではない。そうした取り組みを我々は続けていく。しかし下請け業者であれ、本来の雇用主であれ、規則に則るか否かは重要である。調べるのもこの点である」

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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:28809 )