降雪で、ダム湖の貯水量好転
2013年01月09日付 Zaman 紙


冬の数カ月の集中的な積雪で、ダムの貯水率が上昇した。国家水道総局(DSİ)のデータによればチグリス・ユーフラテスのような大きな河川に流れ込む雪解け水の、3月、4月、5月の間のダムへの流入量は全体の60パーセントに相当する。

トルコの大部分で強く、所により集中的な積雪が見られている。真っ白に覆われたマルマラ地域(イスタンブル、ブルサ、ビレジキ)、黒海地域(サムスン、リゼ、アルトヴィン)、中部アナトリア地域(アンカラ、コンヤ、ネヴシェヒル)、そして東部アナトリア地域(ヴァン、ビンギョル、ハッキャーリ)では生活にも支障が出ている。シベリアから来た寒波と雪、またこれらの地域のあちらこちらで生じた暴風や凍結は、事故の原因となる一方で、せきやダムの水位上昇に貢献した。

DSİの説明によれば、ダムの貯水率には雪解け水が重要な役割を果たしている。雪解け水は、春の数カ月の間に著しく増加する。ダムの満水は、積雪の密度の他、熱、湿度、草の覆い、勾配によって溶けて流れ出た水の量に左右される。資料によれば、チグリス・ユーフラテスのような大きな河川に徐々に流れ込む雪解け水の、3 月、4月、5月の間のダムへの流入量は、年間流入量の60パーセントを占めている。ダムでは水問題を発生させないために、この数カ月間は必ず空容量が確保されている。

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( 翻訳者:藤田昌弘 )
( 記事ID:28827 )