エユプ・スルタン廟、修復続く―100年の放置のつけ大きく
2013年01月12日付 Yeni Safak紙


エユプ・スルタン廟の修復作業は当初6ヶ月と予定されていたが、壁のタイルの状態がひどいことがわかり、期間が延長された。廟はかつて非公開であり、100年間放置されており、その償いがなされようとした際に、セメントで覆われた床の下に、ファーティフ時代のオリジナルの六角形タイルや瞑想室が見つかった。

エユプ・スルタン廟修復工事は当初6ヶ月と予定されていたが、予期せぬ問題や精巧な(修復)作業が必要なタイルが見つかったため、延長され、作業完了は年末になる予定であり、ラマザーン月には一部公開される予定である。ハリド・エブ・エユプ・エルエンサリ(ハリード・アブー・アイユーブ・アル=アンサーリー)は、メッカからメディナへ聖遷した後、預言者ムハンマドを7ヶ月間もの間自宅で厚くもてなした人物で、彼の墓があることから彼の名が地名にもなっている「イスタンブルの心の建設者」と言われている人物であるが、彼の廟において2年もの間修復工事が続いている。あらゆる個所は刺繍を施すかのように、細心の注意を払って手を入れられており、歴史上最も大規模な修復がなされている。

■瞑想室、見つかる

修復作業を指揮している上級建築士で修復技術者のヒルミ・シェナルプ氏は、エユプ・スルタン廟をラマザーン月までに部分的に、年末までには完全に公開することを目指していると述べた。廟は、最も有力な説ではも100年間放置されており、その償いのための修復が今なされているとするシュナルプ氏は、エユプ・スルタンの墓がある床がセメントで覆われており、床をはがすやファーティフ時代のオリジナルの六角形のタイルを見つけたと説明した。シェナルプ氏は「このタイルも見える状態にした。更に、廟には瞑想室も見つかった。ラマザーン月の最後の10日、スルタンがここを数回訪問したといわれている」と語った。

■ラヴザーイ・ムタッハラ(訳者註:マディーナの預言者のモスクの中にある、預言者ムハンマドの墓がある場所)のドームと酷似

エユプ・スルタンの墓室の天井にある鉛の塊を外したところ、大小それぞれ二つの穴があるのが分かった。この穴はラヴザーイ・ムタッハラのドームにある穴に似ていることが明らかになった。

■7000もの歴史的タイルを一つ一つ手作業で

廟の修復工事を指揮する修復技術者のヒルミ・シェナルプ氏は、タイルは外さないということを条件に、6ヶ月ほどかかる表面的なまとめ作業や、クリーンアップのために、修復作業を始めたと語った。
セナルプ氏は、「修復作業が始まってからようやく何をすべきかはっきりするものである。今回、壁がひどい状態であり、タイルが壁からはがれているのを確認した後、修復作業をどう進めるか方針が変わった。トルコ・イスラム美術の最も貴重な物である7678枚のタイルをはがし、漆喰の壁を再度つくることが必要となった」と述べた。

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(翻訳者:入口 愛)
(記事ID:28854)