トルコの建設会社トゥルクメニスタンで空港大規模工事受注
2013年01月13日付 Hurriyet 紙


トルコ系建築会社であるポリメクス社は総工費22億5千3百万ドルのアシュカバート国際空港プロジェクトを一括で受注した。これはトルコ系建築会社がトルコ国外で受注した最大規模の入札となった。2016年完成予定のプロジェクトの間、およそ2万人の雇用確保が目標とされている。

新しい空港は、トゥルクメニスタンの国民的シンボルや特徴から発想を得てデザインされ、2013年1月に着工し2016に完成する予定だ。新しい空港はおよそ35万㎡の面積で年間1400万人の利用者が見込まれている。

入札に関しての発表でポリメクス社のCEOエロル・タバンジャ氏は、このプロジェクトが完成すれば、トゥルクメニスタンだけではなく、世界的にも重要な空港の一つとなるだろうと強調し、この入札を勝ち取りトゥルクメニスタン最大の投資の一つである建設プロジェクトを担うことに、誇りを持っていると語った。

タバンジャ氏は、「わが社への信用と信頼を寄せてくださったトゥルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領と、両国間の積極的な貿易関係の継続を確かなものとしたトルコ人関係者に感謝の意を表します」と述べた。エロル氏はおよそ17年の間、トゥルクメニスタンで数々の建設プロジェクトを請け負ってきたことにも言及し、次のように述べた:

「この新しいプロジェクトの総工費は22億5千3百ドルです。社の創設以来これまで計120のプロジェクトにサインをしました。今回のプロジェクトはトゥルクメニスタンで我々が建設する二つ目の空港になるでしょう。トゥルクメニスタンの歴史において重要な土地であるオウズ・ハンと、やはりトゥルクメン文化において重要なモチーフであるハヤブサから発想を得てつくられたプロジェクトのデザインも我が社のものです。トゥルクメニスタンにこのように貢献し、またそれにより、トルコにも非常に大きな雇用の機会をもたらしたことに、最高の喜びと誇りを感じています。このプロジェクトの建設に際し、およそ2万人の雇用が生まれる見込みです。」

■35万㎡の広さ

アシュカバート国際空港には一つの旅客ターミナル、一つのVIPターミナル、管制塔、計3000台分の屋内外駐車場、年間20万トンのキャパシティをもつエアカーゴ・ターミナル、3機の飛行機を収容できる点検格納庫、ケータリング棟、給油施設、消防施設、メンテナンスおよび倉庫施設、民間航空学校、フライト・客室教育シミュレーター棟、病院、寮、屋内スポーツセンターが建設される。この空港は管制施設、技術サポート施設と合わせて約35万㎡の総面積となる予定だ。

■最大の飛行機も着陸可能

新しい空港では、現時点で最大の収容力を誇るAirbusA380型とBoeing B747-8型の飛行機の離着陸を可能とする長さ3800m、コードF、CAT IIIの新しい滑走路、それと並行してタクシー用道路やエプロンも建設される。既存の滑走路とタクシー用道路も修復され、継続使用を可能とする。合わせて 230万㎡の滑走路、エプロン、タクシー用道路が建設される。

プロジェクトの一環として、新しい滑走路、エプロンをはじめとする空港内での作業用車両、新しい管制システム、シミュレーター、メンテナンス格納庫の設備、警備システム、情報管理システム、関連技術機器の調達や、立ち上げ、人材育成も行われる。

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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:28859 )