人気の「博物館カード」、利用に制限導入へ
2013年01月14日付 Radikal紙


博物館カードをもっていると、以前は30リラで1年間、博物館や聖者廟に入場することができたが今後は、1年に同じ博物館に行けるのは1回だけになる。

文化観光省は博物館カードの規則を改定した。以前は30リラを払えば、1年間、同省関係の博物館や聖者廟に制限なく入ることができたが博物館カードだが、今後は、1年以内には同じ場所に2回はいけなくなる。

文化観光省の独立採算事業局(DÖSİM)のムラト・ウスタ局長は、AA通信社に行った説明で、同省は現在、博物館カード1と、博物館カード2、そしてイスタンブル博物館パスの3種類の異なるサービスを提供していると述べた。

同局長は、2012年1月1日から博物館カードに対し、「電子入場コントロールシステム」を有する博物館や聖者廟を年に一回、無料で訪問することができるようにする変更を加えたとし、2008年の発売開始以来、博物館カードの販売数は合計363万に達していると述べた。ウスタ局長は、「2012年の博物館カードの販売数は84万3019枚で、博物館カードを使って入場した人の数は341万2573人に達した」という。

■最高記録は、トプカプ宮殿

もっとも博物館カードが売れた博物館は15万766枚のトプカプ宮殿であり、「現時点で54の博物館に電子入場システムがあります。博物館カードに制限を加える理由も、そこにあります。その他の(電子入場システムのない)場所に対しては、今までどおり無制限に入場できます。この変更は、金儲けのためでは決してありまません。そもそも我が省の立場からみると博物館カードは商売といえるものでないことは明らかですが、文化遺産の保護も大切です。博物館の収容可能人数にも目を向けざるをえません。統計によれば、博物館カードの平均使用回数は1.8回です。つまり、多くの人は、1枚の博物館カードで2つの博物館に入っている計算になります。それに、国民のみなさんにより広範囲な可能性を提供する博物館カードにしたいと思っています。博物館カードによる(一部、博物館への)無制限の入場は維持されています。」

■カッパドキア、エーゲ海地方、アンタリア専用のカード

ウスタ局長は、カッパドキアをはじめ、地域ごとのカードの販売の計画があるとし、「アンタリヤやエゲ地方の博物館を含む地域的なカードのサービスを始めようと計画しています。また、クリスマス休暇スペシャルや、バイラム、学期間の休暇のような、特定期間限定のカードも作りたいと思っています」と述べた。
■事故保険も、人気の理由

博物館カードに導入された保険制度も、まだ導入間もないが、販売増加の原因になっているとするウスタ局長は次のように話した。
「博物館カードは、どちらかというと、旅行者向けのカードです。博物館カードに追加された保険は、個人に特別の追加支出させることがありません。保険金は、我々が払っています。30リラ払って博物館カードを買った人は、それから1年間にわたり、もし事故にあったときに、1万リラの保険金を得ることができるのです。」

■一部の博物館は、「予約制」へ

一部の博物館は、そもそもが歴史的建造物なので、物理的な許容をこえた収容はできないと述べるウスタ局長は、ウルダー大学の研究者とともに博物館の入場者数を調査したという。歴史的建造物を使った博物館については、来年度から予約制度が導入されるかもしれないとし、次のように続けた。

「博物館を、もっとゆっくり、もっといい形で訪問できる時間帯に、ことなる料金設定をチケットを手にいられるようにするための方策を考えています。混雑する時間帯がどこかを見極めようとしています。ドルマバフチェ宮殿では、これがうまくいっています。トルコ中でこれを一斉に実施することは無理でしょうが、しかしいろいろ分析して、だれにも迷惑をかけないようにしなくてはいけません。イスタンブルには、年間1千万人近い外国人観光客が訪れています。これはとても大事なことです。2030年には、この何倍かになるだろうと思っています。トプカプ宮殿やアヤソフィアを拡張することはできないわけですから、この数値を念頭にいれ、なにか方策を考えざるをえないのです。」

ウスタ局長は、いずれは、すべての博物館を無料にしたいとの夢を語り、「我が省の予算が潤沢で入場料収入に頼らなくなってもよくなったり、入場料はとらなくても、中の店舗やカフェ、特別展のようなほかの収入でやっていけるようになったら、この夢は実現するでしょう。先々の目標はそれですが、今は無理です」と述べた。

■「華麗なる世紀」グッズ発売中

オスマン朝を舞台にしたテレビドラマの影響で、博物館入場者が増えているというウスタ局長は、「特にトプカプ宮殿のハレムは直に影響をうけています。「華麗なる世紀」シリーズでは、トプカプ宮殿のミュージアムショップで売られている品も使われました。つまり、ご希望になるなら、テレビで使われたのと同じものを、ミュージアムショップでお買い求めになれるのです」と続けた。

「訳者注:なお、博物館カードは、トルコ在住者用のもので、外国人観光客は買うことができません。]

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(翻訳者:トルコ語メディア翻訳班)
(記事ID:28874)