ブルガリアのトルコ系政党党首の頭にガス銃―犯人もトルコ系
2013年01月20日付 Milliyet 紙


ブルガリアのトルコ系政治家アフメト・ドアン氏の頭にガス銃を向けた人物は、この襲撃を一人で計画し実行したと主張している。ブルガリアの報道によると、オクタイ・イェニメフメドヴという名のこの人物は、自分の目的はアフメト・ドアンを殺すことではなかったという。襲撃犯は、22年来党首を務めているアフメト・ドアンが、「触れられない存在ではないことを示すためにやった」と述べている。
(注:ガス銃で脅したこの事件では、犯人はすぐに取り押さえられ、けが人はなかった。)

そのメンバーの大半をトルコ系が占める政党「権利と自由運動」の昨日の党大会で、檀上にいたアフメト・ドアンの頭に拳銃を向けたオクタイ・イェニメフメドヴは、事件前に母親に手紙を書いていたことが判明した。襲撃犯はその手紙に、「ドアンのボディーガードが自分を殺すかもしれない」と書いていたとされている。

ソフィア警察のヴァレリ・ヨルダノフ署長は、1メートル未満の距離から、このような武器でうった場合、相手は死なないまでもけがをするだろうと述べた。取調べの結果、イェニメフメドヴに対し殺人未遂、あるいは、フーリガン犯罪にとわれることになるとみられている。ブルガリア検察局ボリスコヴ・サラフォヴ副長官は、襲撃犯は懲役6年ほどになるだろうと述べた。

黒海沿岸のブルガズ市に住み大学卒でボクサーでもあった襲撃犯は、兄弟のメティンともども、多くの暴力事件に関係していたとされている。

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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:28963 )