白いパンとはお別れ:ふすまを入れるのが必須に
2013年01月20日付 Zaman 紙


健康的なパン消費を奨励する目的で、食品・農・畜産省は、パン工房で使われるパン用の小麦粉の新基準を取り決めている

作業が続いている一連の調整により、パン材料に使われる3種類の小麦粉を一種類に減ることになる。小麦粉に関する報告でおこなわれる変更により、550号、600号、850号と名付けられた3種類のパン用小麦粉は生産が中止される。調整後、ふすまの量がより多い650号と850号の間の新しい基準が取り決められる。ふすまの割 合が高くなるとパンの製造が難しくなるため、パン生産者はこれを歓迎していないことが明らかにされている。

通常、より多くのふすまを含んだ小麦粉はより安価になると強調する省関係者は、「ふすまの割合を増やすほど色の濃さは濃くなっていく。製造も難しくなるので、パン生産者の中には白パンを好むものがいるかもしれない」と述べている。同省の調整で設けられた委員会がこれに関する試みを続ける中、新しい基準では3種類の小麦粉生産を実現させる予定だ。 パン用小麦粉に加えて、全粒粉、特別用途小麦粉の生産が行われる可能性がある。特別用途小麦粉は、バクラヴァ、ボレキ、ユフカ、バズラマのようなパン製品の生産に使用されると考えられる。

食品・農・畜産省は、これら調整により、パンを作るのに必要な65%以上の生産性のある小麦粉基準を明らかにする予定だ。パン部門代表者らと行われれている作業には、この先、最終的決着がつくものと予想されている。検査によりパンに規定の割合以上の塩を加えることが判明する際には、ふすまの量が十分でないとされた。小麦粉規定書により、ふすまの量は求められる割合以下には下がらない予定である。パン規定書で最大限の塩の割合は1.5%に下げられる一方、ふすまの割合は引き上げられた。

規定書によると、パンは、トルコ食品規定の小麦粉規定に記された650号とそれ以上ふすまを含むパン用小麦粉からつくることが可能となる。2012年7月1日に施行されたパン規定書によると、パンの雑貨店への運搬と消費者への提供の全過程において、衛生規則に最大の注意を払うことが必要である。(最新の)調整では、ふすま入りパン、全粒粉入りパン、全粒粉パン、発酵パンは、(今までの基準である)300gの代わりに、最小量250gから始まり50gずつ増量される形で市場に提供される必要がある。

■白いパンを食卓から消そう

パンにより健康に良い(とされる)ふすまの量の増加が試みられる中、これにレジェプ・タイイプ・エルドアン首相も注目している。首相は、数日前参加し たパン浪費防止キャンペーンの開会式で白いパンが食卓から消える必要があることを次のように語った。

「何故白いパンを作るのか。我々の祖父、祖母はこの白 いパンを食べていただろうか。反対に、小麦を買って、ミルで製粉して、手作りの小麦粉でパンを作っていた。今そうした措置をとる。これを再開させることになろうし、再開した。はやくこれを広めていこうではないか。」

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:28969 )