シリアの重要油田、シリア・クルド系組織PYDの手に?
2013年01月21日付 Radikal 紙


シリアの内戦が続く中、(シリア)北部に位置する同国の最も重要な油田があるリメランを、PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)傘下のPYD(民主統一党)が掌握したという。

ヨーロッパにおいてクルド語で発行されているルダウ紙(Rudaw)のニュースサイトで、シリアの最も重要な油田のあるリメランをPYDが掌握したと伝えられた。

PKKのシリアにおける政党であるPYDのサーリフ・ムスリム代表は、同地域(リメラン)には政府軍とともに入り激しい戦闘の末に掌握した、と語った。

ムスリム代表は現在リメランに滞在しており、同地域の部族長らと会談し、あらゆる問題を回避するためにすべての件で部族たちと合意したと語った。ムスリム代表は同地域を管理する委員会を立ち上げ、この委員会が地域の政治と治安を保障することを明らかにし、同地域では(シリア)政府に属する兵士は駐留しないと話した。

PYDが掌握したというハセキに接属するリメラン地区は、シリアのもっとも重要な油田地域のひとつとして知られている。イラクのキルクークに匹敵するほど重要な地位を占めるリメランでは、シリアで産出される石油の4分の1が産出されるという。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:28972 )