『アラブはどこへ向かうのか?』
2013年01月21日付 al-Hayat 紙

■『アラブはどこへ向かうのか?』

2013年1月21日『アル=ハヤート』

【ベイルート:本紙】

アラブ諸国を東西に股にかけて、アラブ人思想家30人が、「アラブはどこに向かうのか?: アラブ革命の将来に関する思想家30人の意見」で集結した。本書は刻々と変化し相反しあうアラブの最重要問題について、それぞれの著者が考察をを提供することが目的で、出版はアラブ思想財団だ。
 そうした考察は、もちろん一考察ではあるものの、今までのアラブ史上最も危険な局面に関する複雑で詳密な歴史的解釈でもあり、著者らの予想する曖昧で困難な結末でもある。

本書には、アラブの春が起きた国々の変革の運動を中心にした10の問いかけに対する回答が集録されている。それらの問いかけとは、革命は成功したのか? それとも失敗したのか?、政治におけるイスラームが勃興した理由は何か?ムスリム同胞団とは? 民主的改革とは? 最新の状況と? アラブのモデルは完全にイスラーム的なものか? といった問いかけだ。

こうした問いかけに応じた思想家は、以下のとおりだ。イブタサーム・クトゥビー(UAE)、アフマド・イブラーヒーム・アル=ファキーフ(リビア)、ジャマール・ハーシュキジー(サウジアラビア)、ジハード・アル=ハージン(レバノン)、ハサン・ハナフィー(パレスチナ)、ハイダル・イブラーヒーム(スーダン)、ラドゥワーン・アッ=サイード(レバノン)、スライマーン・アル=アスカリー(クウェート)、アッ=サイード・ヤシーン(エジプト)、サーリフ・アル=マーニウ(サウジアラビア)、サラーフ・ファドゥル(エジプト)、ターリク・マトゥリー(レバノン)、アブドゥルイーラーフ・バルカジーズ(モロッコ)、アブドゥルフサイン・シャアバーン(イラク)、アブドゥッサラーム・アル=マスディー(チュニジア)、アリー・ウーマリール(モロッコ)、アリー・ハルブ(レバノン)、アリー・ファハルー(バハレーン)、ウマル・カウシュ(シリア)、ファーリフ・アブドゥルジャっバール(イラク)、ファハミー・ジャドゥアーン(ヨルダン)、ライラー・シャラフ(ヨルダン)、ムハンマド・アッ=ラミーヒー(クウェート)、モヒーエッディーン・アミームール(アルジェリア)、ミラード・ワハバ(エジプト)、マアニン・バシュール(レバノン)、ミーシャール・キールー(シリア)、ハーニー・ファハス(レバノン)、ヒシャーム・ナシャーバ(レバノン)。

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( 翻訳者:川北真以 )
( 記事ID:28977 )