一部議員、ラーリージャーニー国会議長に大統領選出馬を呼びかけへ
2013年01月27日付 Mardomsalari 紙

 国会の《原理派》に属するキャリーミー=ゴドゥースィー議員は、「国会調査センター及び《ヴェラーヤトの道を行く者派》はラーリージャーニーの〔次期大統領〕選挙への出馬に向けた研究や世論調査を始めており、今後同派からラーリージャーニーに書簡を送り、選挙出馬を呼びかけることになるだろう」と述べた。

※訳注:《原理派》は大統領支持の傾向の強い議員たちが多く所属する第9期国会の会派の一つで、ハッダード=アーデルが会頭。後述のザーカーニー議員も同派に所属。《ヴェラーヤトの道を行く者派》はそれとは別に、ラーリージャーニーを会頭として結成された第9期国会内の主流派(所属議員数は約170名)。国会調査センター所長のカーゼム・ジャラーリー議員は同派の主要人物の一人。

 ジャヴァード・キャリーミー=ゴドゥースィー議員はメフル通信とのインタビューの中で、選挙へのハッダード=アーデル氏の出馬について、《原理派》内で議論は行われているのかとの質問に、次のように答えた。「もちろん、同派のメンバーの間でこのことは話題になっている。メンバーの中からは、同氏が〔ヴェラーヤティー氏やガーリーバーフ氏と〕連合を結成したことについて、派内のメンバーと相談すべきではなかったか、その理由についてきちんと説明しておけば、もっと肯定的な効果が得られたに違いない、といった声も出ている」。

 同氏はまた、「ザーカーニーが大統領〔選挙〕に出馬するといった話も出ている。同氏はすでにそのための計画を練っており、出馬の意向を固めているようだ。こうしたことは新しい事象として、ザーカーニーと同じようなことをする者が〔原理派内から〕出てくる可能性もある。〔ハッダード=アーデルがガーリーバーフらと組んだことに反発する形で〕選挙に出馬しなければならないと感じる者も出てくるかもしれない」と述べた。

〔‥‥〕

 同氏はまた、「92年〔西暦2013年〕の大統領選挙〔の公示〕の数日前には、国会運営委員会の選挙が行われる。ラーリージャーニーはそれまでに〔出馬の有無を〕決めるべきだ。もし大統領選に出馬するのなら、国会議長選に出るべきではないだろう。このことを、彼は現在検討しているところだと思われる」と語った。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29026 )