トルコ統計機構、トルコの人口2012を発表
2013年01月29日付 Zaman 紙

トルコ統計機構(TÜİK)は、2012年の「居住地に基づく人口登録システムの結果」を発表した。

トルコの人口は、2012年に関しては、その前年と比べ、1.2%増加し、75,627,384人であった。

これによれば、2011年には74,724,269人であった国の人口は、903,115人増加し、2012年の終わりには75,627,384人に達したことになる。

人口のうち、男性の占める割合は50.2%(37,956,168人)であり、女性の占める割合は49.8%(37,671,216人)であった。

2011年は1.35%の人口増加率を示したが、2012年には1.2%に低下した。県及び郡の中心部に居住する人の割合は、2011年には76.8%であったが、2012年には77.3%となった。

2012年末時点で、トルコの人口の18.3%が居住するイスタンブルは、人口13,854,740人で最も人口の多い県となった。

トルコ統計機構は、「居住地に基づく人口登録システムによる2012年人口統計結果」を発表した。

これによれば、イスタンブルに居住する人は、前年と比べて1.7%増加した。トルコの人口の18.3%が居住するイスタンブルは、人口13,854,740人で最も人口の多い県となった。これに6.6%(4,965,542人)が居住するアンカラ、5.3%(4,005,459人)が居住するイズミル、3.6%(2,688,171人)が居住するブルサ、2.8%(2,125,635人)が居住するアナダが続いた。バイブルトは人口 75,797人で、人口の最も少ない県となった。

■トルコの人口の中位年齢上昇

トルコでは2011年には29.7歳であった中位年齢が、2012年には1年前と比べ上昇し、30.1歳となった。中位年齢は、男性では29.5歳、女性 では30.6歳となっている。中位年齢が高い県は、最高がスィノプ(37.5歳)、次いでチャナッカレ(37.2歳)とバルケスィル(37.2歳)で、逆に、最も低い県はシュルナク(18.5歳)、次いでシャンルウルファ(18.9歳)、そしてアアル(19.5歳)となっている。

■労働力人口は前年に比べ1.5%増加

トルコでは15-64歳にあたる労働力人口は、2011年に比べ0.2ポイント上昇し、67.6%(51,088,202人)となった。一方で、0-14 歳の人口は、全体の24.9%(18,857,179人)に低下し、65歳以上の人口は全体の7.5%(5,682,003人)に増加した。

■1平方キロメートル当たりの人口(人口密度)は増加

人口密度とされる「1平方キロメートル当たりの人口」は、トルコ全体では、2011年と比べると1人増え、98人となった。イスタンブルは、1平方キロ メートル当たり2,666人であり、人口密度の最も高い県となった。これに、453人でコジャエリ、333人でイズミル、264人でガズィアンテップ、 258人でブルサが続いた。

人口密度の最も低い県は、トゥンジェリであった。この県では、1平方キロメートル当たりの人口は12人だった。最大の面積を持つコンヤ県の人口密度は1平方キロメートル当たり53人、面積の最も小さい県であるヤロヴァの人口密度は1平方キ ロメートル当たり250人だった。

■発表

居住人口は、2007年に設立された、内務省人口・国籍業務総局によって更新される「居住地に基づく人口登録システム(ADNKS)」によって得られる人口に加え、組織の施設に居住する人口に注意しながら計算される。組織の施設(兵舎、刑務所、老人ホーム、大学の学生寮など)に住む人々は、国際的な定義に従い、本籍の置かれている場所の人口としてではなく組織の施設がある場所の居住人口に含まれる。

加えて、県、郡、自治体、町、村、街区ごとの人口を算出する際は、内務省人口・国籍業務総局によって、関係する法令や行政登録に基づく国民住所データベース上で居住地にて行われる行政区分、法人格、氏名の変更が考慮される。

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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:29043 )