イエメン:天然ガス資源推定埋蔵量
2013年01月29日付 al-Hayat 紙


■イエメン:天然ガス資源推定70兆立方フィート

2012年1月29日『アル=ハヤート』

【サナア:イブラーヒーム・マフムード】

イエメン石油探鉱・生産機構は、諸般の石油の探鉱鉱区、解放鉱区の天然ガスの埋蔵量を、約70兆立方フィートと予測した。

同機構のアーディル・アル=ハズミー探鉱局長は「天然ガスの埋蔵について、第1、第3、第13、第48、第33、第71、第20の7つの鉱区で評価を行っている。(ガスの埋蔵量は)ガスの量が豊富で、十分に蓄積していることを示している」と発表した。

彼はイエメン石油機構の年次会合に提出した研究で、現在(埋蔵が)確認されたガスの量の現状について「18.28兆立方フィートに及び、内訳として14.7兆立方フィートはマアリブの第18鉱区に、残りは11カ所の鉱区に分かれている。これらの鉱区は、主にハドラマウト、シャブワ、アル=マフラにある」と説明した。

彼の調査によれば「アッ=サブアタイン地域には25兆立方フィートのガスが岩盤内に存在する。また10兆立方フィートのガスが塩の層の間にある。そしてハドラマウトのアル=ムシーラ地域では10カ所の油田に10兆立方フィートの天然ガスが存在する。また「ジーズウ・アル=カマル」の地域でもそれと同量の天然ガスが存在しうる」と予測している。

またこの研究は「紅海の地域では130の油田と油井があり、その表面から石油の流出が確認されている。イエメンが紅海と接する部分では、15兆立方フィートルのガスの埋蔵が推定されているのである」と明らかにした。最近イエメン政府は、諸般の石油会社との合意の中で、ガスを投資の一部として保障したと言われている。

それに対し、イエメン石油探鉱・生産機構のアブドゥッサラーム・アル=カーミル生産局長が年次会合で報告した調査では「イエメンの石油生産が直面する挑戦として、油田が古いこと、随伴ガスと水の割合が増加していること、貯蔵場所が限られていて、岩盤から集油する技術が乏しいことがある」と発表された。同局長は「諸般の探鉱区は、2007年初頭から現在まで生産に加わっていない。昨年、生産量の不足を穴埋めするため掘削が停止した。この他、一部鉱区では施設の建設も停止した」と強調した。

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( 翻訳者:佐々木このみ )
( 記事ID:29046 )