イラン製探査機、生物を乗せて宇宙空間に:国防相「有人宇宙飛行への第一歩」
2013年01月30日付 Jam-e Jam 紙

 イラン・イスラーム共和国の宇宙分野の専門家たちは、生物を乗せた探査機「ピーシュガーム」(先駆者)の打ち上げにより、数カ国に独占されていた宇宙空間での生物学的研究の領域へ、大きな一歩を踏み出すことに成功した。

 報道によれば、4つの部分から構成されている探査機「ピーシュガーム」は、生理学的に人間と類似した生きた猿を乗せて、上空120キロメートル以上まで打ち上げられ、生物用カプセルの設計・製造・打ち上げに関する技術の国産化〔…〕などの目標を達成した。

イランは有人飛行に向けて進んでいる

 この探査機の打ち上げ・回収の成功と時を同じくして、国防軍需相のアフマド・ヴァーヒーディー司令官は、「探査機ピーシュガームの発射と回収は、有人宇宙飛行という次の段階にいたるための第一歩である」と述べた。〔…〕

苛立つアメリカ

 今回の宇宙分野での成功は、海外の多くのウェブサイトや通信社の関心を引きつけた。西洋の専門家は今回の成功を、イランの宇宙計画が平和目的であることを確証するものだとみなしているが、しかし西洋諸国、中でもアメリカは、イランの宇宙計画、そしてその長距離ミサイル製造への応用可能性に懸念を表明している。〔…〕

 そのような中、米国務省のヴィクトリア・ヌーランド報道官は極めて興味深いコメントを発表している。同氏は、イランのテレビで放映された「可哀想な小猿」に憐れみの情を示した上で、アメリカはこの探査機が打ち上げられた事実について、いまだ確証を得ていない!などと述べたのである。

 ヌーランド氏は同時に、この小猿に対する自身の憐憫の情が、イランによる長距離ミサイルシステム開発に対するアメリカの懸念から来るものであることを、隠そうともしなかった。国務省報道官は、今回のイランの行動は、イランによる長距離ミサイル開発関連活動の抑止を旨とした、国連安保理決議に対する明らかな違反だと指摘したからである。

〔…〕

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:29085 )