アラブの革命にもたらされた二つの結果
2013年02月03日付 al-Hayat 紙


アラブの革命にもたらされた二つの結果:政治が行われる余地を与えたが…イスラーム主義者が台頭した

2013年2月3日『アル=ハヤート』

【ヴィキン・シティリアン】

アラブの春が始まってから2年の月日が経過した今日、アラブの春に関して二つの解釈が表れている。一つは肯定的なもので、一連の革命が、今は亡き腐敗した独裁体制打倒への一歩だったとする見方である。もう一つは悲観的なもので、アラブ的独裁政権にとって代わるかたちで西洋型の民主主義はもたらされないことで、無秩序状態が広まりはしないかと恐れる見方である。この悲観的解釈が指摘する問題とは、西洋諸国家が一度も植民地の民主的変革を支援せず、結果的に既存の状態の維持を支援してきたということ、民主的国家に数え上げられてこなかった国々は(アラブ世界以外の)他のどんな場所でも民主主義をもたらす源泉とはならないということ、そして「アル=カーイダ」の影響を受けた集団は、その増長や繁栄を妨げる障害に立ち向かおうとはしないということである。

この二つの解釈の一方には過去への恐れがあり、他方には将来への恐れがある。楽観的解釈は革命から1年目を通して盛んだったもので、2年目には悲観的解釈が支配的だった。しかしながら、歴史は、私たちの考え、さらには希望をも超えるような特別な手段を持っている。

しかし、革命から2年目に経た私たちの失望はともかくとして、過去への憧憬だけでは私たちが前進するための助けにはならないだろう。それは私たちが以下のことを知っているからである。すなわち、ガマール・アブドゥンナーセル大統領が打ち出した計画に従うかたちで1950年代と60年代にアラブ諸国を支配した軍事組織が、自らの重さによって崩壊してしまったこと、チュニジアとエジプトの両国の指導者の追放が西洋の介入によるものではなく、むしろアラブ近現代史の中で初めて起きた真の民衆革命がそれを成就させたことを、である。

(後略)

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( 翻訳者:丸橋遼太 )
( 記事ID:29116 )