エジプト:活動家たちの殺害による緊張の増大、反体制による金曜のデモ行進、イスラム主義者の撤退
2013年02月05日付 al-Hayat 紙
■エジプト:活動家たちの殺害により緊張が増大
■反体制による金曜のデモ行進とイスラーム主義者の撤退
2013年2月5日『アル=ハヤート』
【カイロ:本紙】
昨日(4日)カイロのタハリール広場周辺にて、警察とデモ隊の激しい衝突が新たに発生した。静けさを取り戻した2日後の出来事である。それは「エジプト人民潮流」所属の活動家2名の葬儀を背景として起こったものであった。「エジプト人民潮流」とは、前大統領候補者であるハムディーン・サッバーヒー氏が結成したものである。反体制派と遺族の中では2名の活動家のうち1名は不可解な状況で殺されたといわれている。反体制派と遺族は、警察が彼を逮捕したのち死に至るまで拷問したとしてする多数非難している。また先週の金曜日に起こった大統領官邸周辺でのデモ隊と警察の衝突によって、別の活動家が死亡した。
ムハンマド・ムルシー大統領の同盟者は、次の金曜日(8日)に大統領官邸近くのラービア・アダウィーア・モスクの前で大統領を支持する抗議運動を組織することから撤退した。また反体制派の「救国戦線」は、8日に抗議活動を組織することを決定した。抗議活動には、戦線内の若者が計画する行進が含まれているという。
「人民潮流」に所属していた活動家ムハンマド・アル=ジュンディー氏は、昨日タンター市で死亡した。彼は「1月25日革命」の2周年記念日に反体制派が指揮を執った抗議活動の間に姿を消した。死亡から数日前、彼はラムセスの新月社病院に現れたが、殴打や拷問の跡があり危篤状態であったという。
彼の母親は、彼の仲間の被拘禁者が彼女に以下のように伝えたと述べている。「彼は失踪した後、中央治安部隊所管の『レッド・マウンテン』キャンプで捕まり、重傷を負って拷問に屈した。そして病院へ到着した時はすでに臨床死の状態にあった。彼が死亡する一昨日前の晩のことだった」という。
(後略)
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( 翻訳者:穴迫楓 )
( 記事ID:29134 )