セリム3世の贈ったテント、ロシアで初公開
2013年02月07日付 Zaman紙


オスマン朝のスルタンセリム三世から、ロシアの女帝エカテリーナ2世に贈られたオスマン朝のテントが初めて披露された。
サンクトペテルブルクのある博物館に長年保管されていたテントは、今日でも、当時の美しさを全く失っていなかった。
ジハン通信社により初めてその姿が伝えられたテントは、オスマン帝国がクリミアを取り返すため、1787年8月19日に始めた対ロシア戦争の後、締結されたヤシ条約に従ってロシアに贈られた。テントは、当時のオスマン帝国特命使節ムスタファ・ラスィフ・パシャによって、1793年にサンクトペテルブルクで女帝エカテリーナ2世に贈られ、220年間朽ちることなく維持されてきた。

皇帝一家がピクニックで使用

エルミタージュ美術館付属保護文化財博物館で、歴史的絨毯やテントの保護担当のガリーナ・セルキナ主任は、皇帝一家にテントが贈られてから、それほど頻繁に使用されなかったと語った。セルキナ主任は、皇帝たちが軍事遠征や、狩り、時にピクニックにテントを使用したと述べ、「このテントは、外交上の贈り物で、現存する唯一の物です。私たちは、テントをすべての備品ごと展示したいと願っていましたが、必要なスペースがないのです。また、当博物館には、戦いで得た他のテントもあります」と話した。また、セルキナ主任は、テントの壁面は横6m、高さ2mの大きさがあると付け加えた。
細心の注意を持って保管され、色彩も全く失われていない様子がわかるテントであるが、その支柱は立てることができなかったため、テントのすぐ横で床に並べられている。そうした様子を語るセルキナ主任は、テントは近いうちに写真に収めるため改めて組み立てられること、そしてその時はテントをその壮麗な姿で、お目にかけることができると語った。

博物館はハイテクビルシステムで守られている

サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館付属の「保護文化財博物館」は細心の注意のもと守られている。至る所に24時間作動する監視カメラが設置されており、ハイテクビルとして設計されている。美術館内には、多くの歴史文化財が所蔵されており、一つの部屋に入ると、その入り口が自動的に閉まるようになっており、電子キーでのみ開けられる。そのため、どのブロックに入るにも、少なくとも3つのドアを通らなければならない。加えて、美術館には、特殊な空調システムが設置されている。これにより、屋根上に設置された空調システムが、新鮮な空気を取り込みフィルターに通し、一定の温度下で文化財が保管されている部屋に流している。このため、文化財は湿気や暑さの影響から守られるようになっている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:丸山 礼)
(記事ID:29164)