チュニジア:バルイード氏の葬儀に3,000人が参列
2013年02月08日付 Al-Nahar 紙


■チュニスでバルイード氏の葬儀に3,000人が参列

2013年2月8日『アン=ナハール』

【チュニス:本紙】

チュニジアの首都でゼネラル・ストライキが始まり、その最中、反体制活動家のシュクリー・バルイード氏の葬儀のために多くの人が集まった。バルイード氏のチュニスでの暗殺により、深刻な政治的危機が生じている。

寒く、雨が降る中、およそ3,000人もの会葬者が、バルイード氏の遺体が安置されている首都チュニスの文化センターの外で待機し、亡くなった政治家の肖像を掲げ、与党のアン=ナフダ党のラーシド・アル=ガンヌーシー党首に反対するシュプレヒコールを繰り返す者もいた。彼らは、アル=ガンヌーシー党首を人殺しや犯罪者とみなし「チュニジアに自由を…テロリストは出て行け」と繰り返した。

アラブの春と呼ばれる一連の民衆蜂起のきっかけとなったチュニジアでは、2011年1月のザイン・アル=アービディーン・ベン・アリー前大統領退任移行後も、社会改革に進展がないことへの失望に加え、政権を掌握するイスラーム主義者と世俗的の反対派の緊張が続いている。

何百人もの機動隊が、首都の反政府抗議行動の拠点の一つあるアル=ハビーブ・ブルギーバ通りに配置された。銀行や工場、一部の店舗は、水曜日のバルイード暗殺への抗議として労働組合が始めたストライキの呼びかけに応じ店を閉じていたが、バスは定刻通り運行した。

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( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:29190 )