エジプト:タハリール広場で座り込み行うデモ参加者がムガンマアを封鎖、さらに強硬な措置をとると脅迫
2013年02月11日付 Al-Ahram 紙
■タハリール広場で座り込み行うデモ参加者がムガンマアを封鎖、さらに強硬な措置をとると脅迫
2013年2月11日『アル=アハラーム』
【カイロ・ガャマール・アブー・アル=ダハブ、ハッバ・サイード、イマード・アッ=ディーン・サービル】
革命政治勢力の一部が前大統領退任2周年を記念して呼びかけたデモ行進と座り込みの開始数時間前に、タハリール広場で座り込みを続けるデモ参加者らは昨日(10日)自らの要求実現のために圧力をかけるべく、強硬な措置を開始し、タハリール広場にあるムガンマアを封鎖、職員や市民の入館を禁止した。
デモ参加者らは門に「革命者の命令によって、ムガンマアは閉鎖された」と書かれた横断幕を掲げた。そのうえで、内務大臣と検事総長の退任、最近の暴力事件の殉教者への報い、国民救済内閣の樹立、憲法において懸案となっている条項の再考がなされるまで、ムガンマアを開放しないと述べた。
彼らは、地下鉄の運行を数時間にわたって阻止するなどして、カイロ中心部の生活施設の活動を停止させると脅迫した。しかし、デモ参加者の要求は2ヶ月以上経っても実行されていない。
こうしたなか、大統領府は、ムハンマド・ムルスィー大統領が、現下の危機からの脱却を目指しているアン=ヌール党のイニシアチブに耳を傾けると発表し、次回の国民対話会合の議事に同党のイニシアチブを加える用意があるとの意思を示した。これは、アン=ヌール党も昨日の短い声明で述べており、同党はこの問題に関してすべての政治勢力と連絡を続けることを明らかにした。
(後略)
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( 翻訳者:関谷悠 )
( 記事ID:29220 )