チュニジア:バルイードの葬儀が「アン=ナフダ」への「革命」に
2013年02月09日付 al-Hayat 紙


■チュニジア:バルイードの告別式がアン=ナフダ運動に対する蜂起へと変化

2013年2月9日『アル=ハヤート』

【チュニス:本紙】

先週水曜日に武装した何者かによって殺された、チュニジア人左派反体制派シュクリー・バルイード氏の葬儀は、与党イスラーム主義政党のアン=ナフダ運動に反対する大規模抗議運動へと変わった。葬儀に参列した何万人もの人が同運動に対して抗議の声を上げ、そのうち複数人が警察と衝突した。

メディアの推測によると、バルイード(享年48歳)の告別式参列者は、およそ50,000人だという。一方で、AFP通信は内務省の言を借り、40,000人が葬儀に参列した。葬儀はアン=ナフダ運動に対するデモへ発展したが、アン=ナフダ運動には、独立後のチュニジア史上前例のないこの犯罪(バルイード氏の暗殺)の非難の矛先が向けられた。

故バルイード氏の遺体は、次々に増える何千人もの参列者の中心に安置された。参列者たちはチュニジア国家を歌い、彼の魂にむけてクルアーンの開章を読誦した。遺体は首都南端に位置するアッ=ザッラージュ墓地の殉教者広場に埋葬された。バルイード氏がかつて加盟していた「人民戦線」同盟の指導者ハンマ・アル=ハンマーニー氏は、参列者を前に故人を追悼する短い演説を行い、その中で「あなたの血は無駄にはならない。あなたは死んでなどおらずわれわれの中で生き続けるだろう。われわれは裏切らない。われわれは退かない。われわれが気弱になることもない」と述べた。

参列の脇では衝突が起きた。墓地を前に催涙ガスを発射した治安部隊に石を投げ、車を燃やした一部の参列者と警察が衝突したという。

(後略)

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( 翻訳者:関谷悠 )
( 記事ID:29234 )