エジプト:写真と証言は「同胞団の民兵」への疑問を提起させる
2013年02月13日付 al-Hayat 紙
■エジプト:写真と証言はムスリム同胞団の民兵に関して疑問を提起する
2013年2月13日『アル=ハヤート』
【カイロ:ムハンマド・ラヒーム】
一昨日(11日)の晩、フスニー・ムバーラク前大統領が退陣した記念の日に、大統領官邸前にて治安部隊とデモ隊の衝突があった。そこでは、デモ停止の際に警察に協力した「ムスリム同胞団」に所属する「民兵」が存在したか否か、という疑問が巻き起こった。これは報道チャンネルのカメラがとらえた一部分の映像に依拠するものだ。これは「アムネスティ・インターナショナル」の報告が光を当てたトピックだ。その報告は活動家の証言に基づくものだった。彼らは中央治安部隊所管のキャンプで拷問を受けたと述べ、他の者は、デモ発生地域において、警察に彼らの身柄を引き渡した民間人により妨害を受けたと語った。
警察とデモ隊の衝突は、昨日(12日)明朝まで続き、アル=ミールガニー通りは官邸に対抗する中で、半ば戦争地帯に変わってしまうほどだった。そこでは、燃えた車のタイヤの跡が拡がり、デモ参加者は警察が大量に投げた催涙ガスの臭いに退避した。
大統領官邸近くのヘリオポリス病院の医療関係者によると、この度の衝突で、デモ隊のうち数十名が負傷した。うち5名は散弾銃やピストルによる負傷を負っているという。
攻撃と撤退から一夜明けた官邸周辺では、清掃員が戦いの跡の撤去従事し、午前中に現場状況は沈静化した。県当局はアル=ミールガニー通りの中心で炎上する車両を撤去した。それはデモ隊らが避難していた車両だ。一方で当該地区のほとんどの商店は店を閉めた。
(後略)
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( 翻訳者:穴迫楓 )
( 記事ID:29255 )