木製ボンネットのラズ・ローバー、お披露目―トラブゾン
2013年02月14日付 Radikal 紙


トラブゾンでは、家具職人の2人が製作した、車体と内装数カ所が木製の車がお披露目となった。

トラブゾン県のクズルジュクト知事は、県知事府前で「ラズ・ローバー」と名付けられたこの車に試乗した。

キョプリュバシュ郡ベシュキョイ町の家具職人ムスタファ・カヤさんとハサン・ヤズジュさんは、(車の製作に際し)中古車の稼働部品はそのまま使用し、車体、コンソール、内装品を木から作った。同車はガソリンエンジン装備で時速120kmの走行が可能であるが、木製の車体及び内装品により車体重量は1.5トンとなる。

2人は、ベシキョイ町のヤフヤ・ナルマンル町長と共に、トラブゾン県知事府前にラズ・ローバーを運んだ。

■クズルジュク知事:(ラズ・ローバーは)大企業にインスピレーションを与えるはずだ。

この車を入念に調べたクズルジュク知事は、ナルマンル町長及びカヤさんからこの車の説明を受けた。同知事は、自動車を製作した両名及び町長に感謝の意を表し、黒海の人々の技能、生産力を改めて証明した、と述べ以下の通り続けた:

「最近、エルドアン首相は国産自動車の生産に情熱を持っている。トルコは、世界でも際立って安定している国家である。新たなブランドの創出を追求しており、その意味では、今回の素晴らしいイノベーションが、自動車業界の大企業にインスピレーションを与え、範となるはずだと考えている。ベシキョイ町は木工業が盛んである。彼らは若くして作品を生み出したが、我々は、彼らの展望を開き、付加価値の高い製品の製造をバックアップせねばならない。近くイスタンブルや、アンカラでもラズ・ローバーがお披露目されればと思います。」

ベシュキョイ町のナルマンル町長は、彼らのラズ・ローバー製作の目的が、地域の可能性を示し、町・地域のアピールであることを強調し、「2人の家具職人がこのプロジェクトを打ち出した。この車は約3万リラ(約156万円)で製作され、材料面では多くの工夫が重要となった。3ヶ月来、本プロジェクトを進めてきて、素晴らしい成果を上げたのだ」 と語った。

その後、クズルジュク知事は、ナルマンル町長の運転で(ラズ・ローバーで)県知事府前を回った。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:29270 )