国会副議長「アメリカと協議してもイランの利益は確保されない」
2013年02月16日付 Mardomsalari 紙

 国会副議長は、外交政策における最高の意思決定機関は国家安全保障最高評議会であると強調した上で、「評議会の決定は、最高指導者が承認した場合、実行義務が生じる。これに関し、〔政府や国会など〕すべての機関にはこうしたやり方に従う義務がある」と指摘した。

 モハンマド・レザー・バーホナル氏はISNA(イラン学生通信)のインタビューで、アメリカのイランに対する直接協議の提案について、「〔…〕現在、アメリカとの交渉は我が国民の利益を保証するものではまったくあり得ない」と述べた。

 同氏は、イランの外交政策における最高の意思決定機関は全くもって明確であり、それは国家安全保障最高評議会であるとした上で、次のように続けた。

評議会の決定は、最高指導者が承認した場合、実行義務が生じる。最高指導者は法律上、およびシャリーア上の地位を有しており、すべての機関に最高指導者と歩調を合わせる義務がある。現在、アメリカとの交渉はイランの利益に反するものだが、しかしこの問題は専門的な問題であって、責任者たちはこの問題について正確を期す必要がある。

 この国会議員は、オバマ政権の陣容が一部変更されたことについて触れ、「オバマは長官を2名交替させたが、しかし一方でイラン国民へ圧力を増加させ、他方で話し合いを口にしている。こうしたところを見ると、イランに対するアメリカの協議の提案は、世論を欺くもの以外のものではないと言えよう」と付け加えた。

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:29301 )