2020オリンピック、最有力候補はイスタンブル
2013年02月26日付 Radikal 紙


イスタンブル2020オリンピック誘致委員会のハサン・アラト委員長は、今回の立候補がこれまでの立候補と異なるとの見解を示した。

英国の首都ロンドンの国際スポーツ機構コンサルタンティング会社JTAが開催した会議に参加したハサン・アラト委員長は、イギリスメディアに対し、イスタンブルの2020年夏季オリンピック開催誘致に向けた現在の活動について説明し、記者らの質問に答えた。アラト委員長は3月24日から27日にかけてイスタンブルに視察団が訪れるのに先駆けて、国外キャンペーンを強化し、2012年にオリンピックが開催されたロンドンを視察に訪れており、現地でJTA関係者らと面会し、イスタンブルの準備の高さをアピールするチャンスを得た。

■「新しいトルコ」による新たな立候補

アラト委員長は、1月7日から国際キャンペーンを開始したことや、このキャンペーンにおいてイスタンブルをアピールし、それらの活動の進展について説明し、次のように話した。「ご存じのように3月24日から27日にかけ、イスタンブルに視察団が訪れます。私たちのおこなってきた活動には、ここにいるマスコミや他の候補地が関心を寄せています。今回5度目となるイスタンブルへの誘致は、過去4度の誘致とは大きく異なるものです。私たちはイスタンブルを代表して宣言します。今回は、「新しいトルコ」による新たな立候補なのです。トルコのスポーツ機構で培われてきた経験のすべてがこれを示しています。イスタンブルは2020年オリンピックの最終候補地の中で最も有力な候補であると信じています。私は、9月7日にイスタンブルがブエノスアイレスで正式に選ばれ、2020年夏季オリンピックを開催するチャンスを手にすることを願っています」

■「一つの大会を、一つの街、二つの大陸で」

ハサン・アラト委員長は会議で、イスタンブルの2020年オリンピックに向けた準備が整っていると話し、イスタンブルがアジアとヨーロッパを、東洋と西洋を、歴史とモダンを、潜在的可能性とチャンスを併せ持つ候補地であり、トルコは一つの大会、一つの街、そして二つの大陸を(オリンピックのために)提供し、政府もあらゆる支援を寄せ、オリンピック招致に重点的に取り組んでいると語った。

また委員長は、2012年ロンドンオリンピック大会から多くのことを学び、パラリンピック大会からもトルコは得るべきものが多かったとし、オリンピックやパラリンピック大会が子供や若者、この地域やトルコにとっても大きな刺激になると信じている、と語った。最後に「民間であっても公的機関であっても、トルコは約束したことは実行する。トルコが何かをしようとするなら、必ずすると約束する」と話して会見を締めくくった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:29367 )