外務省報道官「アメリカはわれわれを、内部から困難に陥れようとしている」
2013年02月26日付 Jam-e Jam 紙

 イラン外務省報道官のラーミーン・メフマーンパラスト氏は、「相手側が自らの善意を証明し、イランの国内問題や〔中東〕地域の問題に対する干渉・悪意から手を引き、公正な振る舞いをしたときに初めて、話し合いに関する〔アメリカ側の〕主張は信頼できるものとなろう」と強調した。

 ISNA(イラン学生通信)によると、メフマーンパラスト報道官はゲシュム自由大学の教授や学生たちとの面会の中で、外交や地域問題に対するイランの最新の立場を説明した上で、彼らの質疑に答えた。

 外相特別顧問も務める同氏は、われわれに対して始められた制裁や「ソフトな戦争」を、われわれは歓迎しないと強調した上で、「相手側は、われわれが内部から問題に陥るよう、事を運ぼうとしている。彼らは〔イラン・イスラーム共和国〕体制の力の源である、国民的団結や連帯、命令伝達系統の統一、原理や価値観の遵守といったものを標的にして攻撃を仕掛けているのである」と続けた。

 メフマーンパラスト氏は、さらに次のように付け加えた。

もし彼らが、〔核計画において〕われわれが軍事的活動を行っていると主張するのなら、なぜ旅客機の部品を制裁の対象とするのか。これが軍事活動とどんな関係があるというのか。彼らは一時、自らの善意を証明するために、旅客機の部品に対する制裁を止めてもいいと言ったことがあった。これに対し、われわれは次のように言わねばならない。こうした制裁は最初から不正だったのであり、我が国民に対する抑圧だったのだ、と。

〔…〕

 同氏はさらに、「もし彼らが不条理な対応を取り、我が国民の権利を蹂躙するつもりであるならば、話し合いに関する彼らの主張がいかなる結果となるのかは、はじめから明らかである。彼らにわれわれの権利を正式に知らしめる必要がある。われわれは自らの権利以上のものを欲してはいないが、同時に自身の権利以下のもので満足することもない」と続けた。

〔…〕

Tweet
シェア


関連記事(アメリカ、カザフでイラン側に提案:米ペルシア語報道官が明かす)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8412102 )
( 記事ID:29424 )