紀元前7世紀の遺跡の上に、ショッピングモール・・・!ブルサ県ムダンヤ
2013年03月07日付 Milliyet紙


ブルサ県のムダンヤ郡で、古代都市遺跡が発掘された場所において、ショッピングモールの建設が進められている。第3級の考古学保護地域に建設されるショッピングモールの工事中にミルレイア古代都市の壁や遺跡が発見された。

しばらく建設が中断していたショッピングモールについて、ブルサ文化・自然遺産保護委員会は、決断を下した。同委員会は、ミルレイア古代都市の壁をガラスで囲 ってショッピングモールに展示し、古代都市の上に建設予定のショッピングモールの工事を継続するよう決定した。これを受け、ショッピングモールは、中断をとき、工事が再開される。

ウルダー大学は、2010年にブルサのムダンヤの第1級保護地区近くで行った表面調査で、多くの陶器の破片を発見し、ブルサ文化・自然遺産保護委員会にその地域も第1級保護地区に指定するよう提案した。これを受け、委員会は同地域の調査を行ったが、(最終的には)この歴史的な港を、第3級考古学保護地域として公表し、開発を認めた。

同エリアの開発が始まると、テスコ・キパ大型マーケティング社も2012年9月23日に取得した許可で同エリアにショッピングモールの建設を開始した。しかし、ショッピングモールの基礎工事の最中に紀元前7世紀の古代都市の壁や石像が発見され、地域住民はショッピングモール建設を中止を求め、保護委員会と博物館管理局へ申し入れを行った。

苦情を受け、同エリアの調査を行ったブルサ文化自然遺産保護委員会は、同エリアを再評価するため、2012年12月3日に建設中断を決定した。しかし、建設現場で調査を行った委員会の決定に変更はなかった。2か月にわたり同エリアで調査を行った保護委員会は、ミルレイア古代都市を第3級保護地区のままとし変更を行わず、古代都市の上にショッピングモールの建設継続を許可した。基礎工事中に発見された遺跡を博物館に移管した同委員会は、更に、ミルレイア古代都市の壁をガラス枠で囲い、ショッピングモールの中で展示するよう決定した。

委員会が建設継続を許可したことで、環境団体は立ち上がったが、ショッピングモールを建設したいテスコ・キパ・マーケティング社は、建設が少しでも早く完了するよう、建設を再開した。

■子羊をオオカミに捧げた

同エリアで表面調査を行い、港を第一級保護地区として公示するよう委員会に提案していたウルダー大学考古学科のムスタファ・シャーヒン学科長は、同エリアでの十分な試掘が行われることなく決定が下されたと指摘した。シャーヒン学部長は、「十分な試掘調査が行われないまま決定されたことは誤りである」と話す一方で、ムダンヤ市民会議のレヴェント・カヤク報道担当は、「委員会は、この決定で子羊をオオカミに捧げたようなものだ。遺跡を、ある会社の所有物であるかのようにショッピングモールの下に展示することは非常に間違った決定である。議会として、あらゆる法的手段に訴える予定だ」と話した。

建設継続の決定を下したのは保護委員会だと述べるブルサ博物館管理局は、発見された遺跡は博物館の目録に登録され、壁の遺構も雨による破損を防ぐために、シートで覆ったと述べた。悪天候により、修復ができなかったと話す博物館関係者は、基礎工事で発見されたミルレイアの壁を夏に修復する予定であると話した。

[一部、修正しました。ご指摘ありがとうございました。訳者]

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:田辺朋子)
(記事ID:29445)