新保健相、ギリギリの信任案可決:課題は家庭医システムの確立
2013年03月18日付 Jam-e Jam 紙

【同紙2面】モハンマド・ハサン・タリーガト=モンファレド氏が国会投票で、保健・医療教育相 に信任された。

 国会において昨日、大統領が指名した新保健相に関する、大統領演説、および、それぞれ賛成・反対を表明する議員らの演説が行われ、その後、信任投票が行われた。出席議員224議席のうち、賛成票113、反対票99が投じられ、棄権票12という結果であった。

 メフル通信によれば、タリーガト=モンファレド氏の信任に関して注目すべきは、もし同氏の信任票獲得数がたった一票でも少なかったなら、国会の信任を得られず、保健相に選ばれていなかったことだ。なぜなら、法律によれば賛成票が投票総数の半数プラス1票以上でなければならないからだ。

 大統領は昨日、タリーガト=モンファレド氏を支持する演説を行い、次のように述べた。

望ましい保健・医療 体制の実現のため、大きな仕事がなされなければならない。

特に革命後の過去数十年間、保健・衛生・医療分野において、偉業が達成されてきた。


 大統領は、家庭医体制の整備・発展・確立を最も重要な任務の一つと位置付け、次のように述べた。

一般医は、その数や責任を考慮すると、保健衛生に関してより多くの責務を負うべきである。しかし、残念ながら今日、彼らには最低限の役割しか与えられていない。、結果的に保健衛生の支出の多くが国民に重くのしかかっている。

 大統領はさらに、次のように演説した。

家庭医計画は、この分野に従事する労働力が負う職責配分のピラミッド構造を逆転させることだ。つまり、最も中心的な責務を一般医が負うものとし、国民の健康と保健・医療を実現していく仕組みを永続的に蓄え、根付かせていくべきである。

 アフマディーネジャード大統領は、また、以下のようにも話した。

家庭医計画は政府の方針でもあり、第5次開発計画法でも言及されているため、保健省はいち早くこの計画を実行し、整備を進めねばならない。

 さらに、大統領は、「この計画の実行は、国民の支出の削減とともに、国家・政府の支出削減も目指している」と付け加えた。

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:29542 )