エルドアン首相、イスラエルに和解の条件提示
2013年03月24日付 Zaman 紙

公正発展党(AKP)の党首であるレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、トルコとイスラエルの関係に関して「(条件の)適用が実現すれば(関係の)正常化は可能だ。適用が実現しなければ、申し訳無いが和解は不可能だろう。われわれはとても明確に話している」と発言した。

以下は、エルドアン首相による発言の内容である。

「われわれは、国民がわれわれに付与していない権力をいかなる場所でも行使したことはなく、今後も行使することはない。今日まで、われわれの誉れ高い姿勢、険しい姿勢、厳しい姿勢があったとして、それはわれわれの国民が言ったことを行ってきたまでだ。なぜなら、われわれは国民を信じており、正義を信じているからだ。われわれには誰に対しても負い目などない。」

「(野党の解決プロセスにおける主張に関して)あなたがたは、このその主張を証明できない限り臆病者でしかない。われわれには、それに対して何も言う言葉がない。われわれには国民との約束がある。」

「やらなければならないことはたくさんある。目標達成のためには協力する。より素晴らしいことを行なっていくつもりだ。願わくば、我が国で平和を広めていきたいと思う。テロの問題にも終止符を打つつもりだ。そのために、今努力をしている。政治と軍が協力して、この戦いを続けている。」

「ある人物が昨日ブルサにて、『テロリストの指導者に何を約束したのか』と発言した。私も今このサルジャカヤから伝えよう。そのような主張をしたならば、その主張についてはっきりと説明しなければならないと。はっきりと説明することができなければ、あなたは臆病者だ。なぜなら、人を中傷するだけでははどこにも辿り着くことはできないからだ。悪意のある発言は何にも結び付かない。政治家に嘘や中傷は相応しくない。何か情報があるならば文書を公開すればいい。しかしわれわれは、あなたに関して昔から今に至るまでこれらすべてを証明してきたはずだ。」

「今、この解決プロセスにおいてわれわれが成功に近づいているといって、彼らは急に怒りをあらわにした。また、テロに関しても成功に近づいているといって怒りだした。最大野党もその他の野党も、狂ったように怒っている。なぜか、それはこの問題が終結するであろうからだ。この国は平和になるだろうと、この国は安定するだろうと、そして豊かになるだろうと言って怒っているのだ。しかしいずれにしても、この国には平和や安定、安全、彼らの平安、何にせよ幸福があり、それらは今後、さらに広がっていくのだ。」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:29550 )