国会議員ハーカン・シュキュルはいくら稼いでいるか?
2013年04月02日付 Hurriyet 紙


ビュレント・アルンチ副首相は、AKP所属イスタンブル選挙区選出のハーカン・シュキュル議員について、トルコラジオテレビ協会(TRT)のニュース番組への出演料として、2008年12月4日から2012年12月4日にかけて週に1万4千TL(トルコリラ)が、また2011年1月に放送された別の番組では合計4万2千TLのギャラが支払われたことを明らかにした。

トルコ大国民議会の一般質問で、国会議員の質問に対しアルンチ副首相は次のように答弁した。

■ギャラはスポンサーから支払われた

「ハーカン・シュキュル議員には、2008年12月4日から2012年12月4日にかけて週に1万4000TLが、また2011年1月の番組出演時には合計4万2000TLのギャラが支払われた。サッカースーパー・リーグ2009―2010シーズンの間、シュキュル議員が出演した番組には計144万TL相当のスポンサー収入があり、シュキュル議員へのギャラはこの中から支払われた。また、2011年1月の最終週から、降板した同年5月まで出演した番組は外部製作であったため、シュキュル議員にいくら支払われたかについては制作会社が把握している。」

■2011年のF1には90万TL 

新聞各紙の見出し記事とスポーツニュースを放送するTRTの番組「スポーツの見出し」と、F1の生放送番組は、オカイ・カラジャン氏が設立した会社によって製作された。F1番組では(シュキュル議員に)2010年シーズンに87万5,520TL、2011年シーズンには90万TLが支払われ、「スポーツの見出し」1回あたりのギャラは7,000~7,500TLほどであった。(番組製作の)契約に従い、番組のすべての交通費、宿泊費、食事代などの人件費と、カメラや編集機材、スタジオのレンタル料といった技術費用を含む放送・製作費用製作会社持ちであり、このテレビ番組はTRTが自社製作するよりも低い製作費で作られている。「TRTスポーツチャンネル」の外部での製作が始まった2011年に、28の番組に合計5千~7千TLが、2012年には24番組に計5千~3万TL程度が(番組製作会社に)支払われている。

(訳注:以下はアルンチ副首相の兄の息子であるイブラヒム・サイード・アルンチ氏が、国営石油ガス・パイプライン輸送公社(BOTAŞ)の副会長になったことについてのコメント。)

■現行法に基づき任命された

「甥のイブラヒム・サイード・アルンチは、学歴や経歴、これまでの仕事の結果を見ても、携わった仕事に必要な能力や資格を持ち合わせており、故に十分信頼たりえる人物である。ここに(我々が)干渉する必要はないと思われる。今回の人事は現行法に基づいたものだ。」

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:29603 )