オジャランから誕生日にあたり、メッセージ
2013年04月03日付 Hurriyet 紙

イムラル島で加重された終身刑により服役中のアブドゥッラー・オジャランが書簡を公開した。

オジャランは誕生日のお祝いに対して感謝を述べ、和平プロセスに関して重要な発言をした。

■アブドゥッラー・オジャランの手紙

(以下、オジャランの手紙の内容)

親愛なる友人、尊敬する人々、人生を日々新たに生み出す女性たち、心に闘いの炎を抱く若き仲間たち、あなた方に挨拶をする。
まず、アマラ(オメルリ)に来て、私の誕生日を祝ってくれる何千もの人々に大きな感謝と永遠の愛を送る。このような日に、あなた方に良い知らせがある。真に名誉ある平和の可能性が非常に高まっているということだ。これは我々が、人々に対して示しうる最も大事なものである。今日重要なのは、私個人の誕生ではなく、ある国民の新たなる誕生である。あなた方もそのように捉えていることを私は分かっている。
私も65歳になる。私は役目を果たした。人々が自ら行動する番である。彼らに対して、大きな貢献を、私は大部分において果たしたと考えている。もはや、あなた方に責務がある。あなた方も、この責務を以前と同様、今後も適切に遂行するだろうと思う。
「私は誇りを持っている」と言う人皆に、貧富、男女、年齢など関係なく、(和平)プロセスに従い、(和平)プロセスを前進させるよう呼びかける。今後は異なる人生が開けていくであろうことを、皆が十分に理解すべきだ。このプロセスの前進に際し、一滴の血も流れることがないよう願っている。誰の心も傷つけないように。全員が愛を持ってこのプロセスに参加するように。このプロセスを主に推し進めていくのは人々、国民である。女性にとって、本当の人生への移行はこの日と直接繋がっている。私は女性にとって自由な人生を生みだすために取り組んできたし、今も取り組んでいる。女性たちは自由な人生を可能とし、発展させるうえで無限の力を持っている。私はとても元気だ。死ぬときまで元気であり続けるだろう。最後にもう一度、みなさんに、平和への信念をもって挨拶を送る。

2013年4月3日
イムラル刑務所にて
アブドゥッラー・オジャラン

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( 翻訳者:田中けやき )
( 記事ID:29609 )