アブドゥッラー・オジャランからの手紙
2013年04月04日付 Radikal 紙


BDP(平和民主党)党員らがアブドゥッラー・オジャランを訪問し、オジャランの誕生日を前に、彼の「私は成すべきことをした」という手紙が公開された。

アブドゥッラー・オジャランはイムラル島でセラハッティン・デミルタシュBDP党首が代表をと務める訪問団と面会し、(オジャランの)誕生日を祝うためにシャンルウルファ県ハルフェティ郡に集まるPKKシンパらへ向けて、3ページにわたるメッセージを贈った。オジャランは、クルド語で書いた3ページのメッセージで、貧富、男女、老若関係なく皆がプロセスに従うこと、プロセスを前進させることを呼びかけた。

オジャランは、「もはや違う人生が開けていくであろうということを、十分に理解しなければならない。このプロセスの前進に際して、一滴の血さえ流れないことを望んでいる」と述べた。
昨日イムラル島でアブドゥッラー・オジャランは、セラハッティン・デミルタシュBDP党首、ペルヴィン・ブルダン党派副代表、イスタンブル県選出のスッル・ シュレイヤ・オンデル国会議員と面会し、3ページのメッセージを贈った。クルド語の手書きで書かれたこのメッセージは、昨日からオジャランの誕生日をオメ ルリ村に行って祝う目的でハルフェティ郡にやって来た何千人もの人々が参加する催しで、夜遅くに読み上げられた。オジャランはメッセージで「平和への信念をもって皆へ挨拶する」と以下のように述べた。:

「私はとても元気だ。最期のときまで元気でいるだろう。アマラ(オメルリ)へ私の誕生日を祝いにきてくれた皆へ限りない感謝をしている。今日のような日に皆へ以下のような良い知らせがある。真に名誉ある平和の可能性が高まっている。これは、我々が人々に示しうる一番大事なことである。私は65歳になろうとしている。私は成すべきことをした。人々が自らが行動する番である。彼らに対する大きな貢献を、大部分で成し遂げたと考えている。「誇りを持っている」と言う人全員に対し、貧富、男女、老若関係なくプロセスに従うこと、プロセスを前進させることを呼びかける。もはや、違う人生が開けていくであろうということを、十分に理解しなければならない。このプロセスの前進に際して、一滴の血さえ流れないことを望んでいる。皆に、愛を持ってこのプロセ スに加わってほしい。このプロセスを主として実現するのは人々である。国民である。」

メッセージはハルフェティでクルド語とトルコ語で読み上げられた。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:29621 )