ディヤルバクル・ディジュレ大学騒乱―学生衝突、機動隊散水…
2013年04月10日付 Yeni Safak 紙


ディジュレ大学で賢人青年クラブが、一昨日、聖誕週間のイベントの一環で開催した「我らが預言者様」というテーマのシンポジウムに関するチラシやポスターの配布が原因で、2つの学生グループの間で石や棒を使った乱闘が発生した。

初日に警官一人を含む4人が負傷した騒動は、昨日開催されたシンポジウムの間も続いた。騒動は警察の四方八方からのガス爆弾や散水の干渉をうけたが、一日中続いた。

■刃物を用いた乱闘

ディジュレ大学で2日間続いている騒動は、今日も継続している。キャンパス内で2つの学生グループの間で、石や棒を使用した乱闘が発生した。乱闘では刃物も用いられ、3人の学生が負傷した。負傷者らはディジュレ大学医学部病院に搬送され治療を受けた。負傷者の一人は重傷だとされる。この騒動のため、大量の警官隊が大学に出動した。

警察が乱闘に加わった学生数人を逮捕するなか、厳戒態勢が敷かれた。大学では緊張が続いている。

■3日間の休校

ディジュレ大学は4月10日~13日の期間が休校となった。大学学長室による発表では、ここ2~3日の間、大学ではトルコ国内のクルド問題解決プロセスを失敗に終わらせようとする層によって、不快感や緊迫感につながるような活動が行われているとされた。

■BDP会見「顧慮しないでください」

平和民主党(BDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首は、ディヤルバクルの民衆をディジュレ大学に招いていないと述べ、「皆さんが、当局関係者以外のどんな人物の呼びかけに応えないよう願います」と述べた。同党首は特にソーシャルメディア上での組織化に注意を向け、「匿名のアカウントによる双方の名を語ったいかなる呼びかけも、本気にされることのないよう、特に気をつけて頂きたい」と述べた。

同様の発表を、BDP共同党首のギュルテン・クシャナク氏が行った。クシャナク共同党首は、出演したテレビ番組で、騒動が解決プロセスを停止させるための複数の組織による挑発であると述べた。また、内務省と警察の詳細な捜査が必要だと述べ、BDPを騙った呼びかけを顧慮しないようにと述べた。

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:29656 )