オルホン碑文をビザなしで見よう―モンゴルとの相互ビザ撤廃
2013年04月12日付 Zaman 紙


キルギスタン訪問後にモンゴルへ向かったレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、トルコの歴史的観点から大きな重要性を持つオルホン碑文のある国と、相互ビザの撤廃に向けた協定に署名した。モンゴルではノロブ・アルタンホヤグ首相が、エルドアン首相を式典で出迎えた。

エルドアン首相は同行した委員らとともにモンゴルのノロブ・アルタンホヤグ首相と会見をした後、共同記者会見を行った。2005年の訪問後、再びモンゴルに訪れることができたことを喜ばしく思うと述べたエルドアン首相は、トルコとモンゴルの歴史に基づく過去が、何世紀にもわたる友好関係そのものであると述べ、こうした強い関係はこの共通の歴史と文化的な集積によって得られたと話した。

カラコルム遺跡とオルホン碑文が共通の歴史と文化を表す最も明確な象徴であると述べたエルドアン首相は、さらに以下のように話した。「2005年に訪れたときは、これらの基礎を築きました。この46キロメートルにわたる道を完成させることは、われわれにとって宿命でした。ビルゲ・カガン鉄道とオルホン博物館は、トルコ協力開発機構(TİKA)の支援により2008年に開通、並びに開館されました。モンゴル政府が、歴史上初めてトルコ語が書かれたと碑文のある場所として知られるオルホン渓谷の世界文化遺産登録の際に、貴重な仲間として示してくれた心遣いに非常に感謝しています。」

トルコ・モンゴル間における約3600万ドルにものぼる貿易量を、2015年には2億5千万ドルまで引き上げることを目標にすると述べたエルドアン首相は、この取り組みにおける共通の意志を実業家らがより駆け足で実現してくれるだろうと話した。またトルコ航空がモンゴルへの定期便を就航したことにより、両国の関係と協力性を進展させる道が開かれたことに注目したエルドアン首相は、現在は週3日の運航回数を7日へと引き上げたいとも考えていると述べた。

共同記者会見を開く前には二国間における安全保障分野での協力や、トルコ国民のモンゴル渡航におけるビザ不要に関する協定、そして2013年から2016年にかけて文化的且つ教育的分野での協力を明記した協定書が署名された。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:29665 )