CHPビンキョル県地方支部で集団離党―党本部のクルド問題解決策対応を批判
2013年04月12日付 Radikal 紙

ビンギョル県ソルハン郡において、共和人民党(CHP)の全ての郡組織の役員達が集団で離党した。離党したある役員はその理由について、「中央執行部が和平プロセスに対して十分な支持をしていないからだ」と述べた。

CHPにおいて「和平プロセス離党」ともいえる出来事が起こった。ビンギョル県ソルハン郡の党組織役員達が「(党の中央執行部が)和平プロセスを支持していない」との理由で集団離党した。
ビンギョル県ソルハン郡において、「CHPの中央執行部が和平プロセスに十分な支持をしていない」としてCHPの郡支部長、複数の副支部長達、そして郡支部執行部のメンバーが離党したことを明らかにした。

ソルハン郡の党支部長のエルタン・トゥルト氏は、このことについての会見で、30年以上にわたる国内の暴力、混乱、そして弾圧を終わらせるために、和平プロセスへの道を支持することが必要であると語った。トゥルト氏は、「平和と同胞愛のなかで誰も周縁化されず、民主主義が完全に行き渡り、またトルコ人とクルド人が友好的に生きていける国家ヴィジョンを私は支持します」と述べた。

トゥルト支部長は、CHPのイズミル選出の国会議員であるビルギュル・アユマン・ギュレル氏の「トルコ人とクルド人を同等になどみなしえない」との発言後、中央執行部がこの発言を否定してくれると期待していたのに、それとは逆にこの発言を中央執行部が支持したと郡の役員達がみなしたことを明らかにした。トゥルト支部長は「中央執行部の考えに我々は与することは出来ません。反対に、平安と平和を獲得するため、我々に出来る献身を行う準備は整っていると私は申し上げたい。CHPの中央執行部のこの問題に対する方針に我々は同意することはできません。郡支部として平和と同胞愛の側につくという態度を示すため、郡支部執行部の委員達とともにCHP郡支部という立場から離脱します」と語った。

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:29668 )