2020サッカー欧州選手権、立候補?断念?4月26日決断へ
2013年04月17日付 Milliyet 紙


トルコは2020年サッカー欧州選手権開催地に立候補するか否かを今月26日までに明らかにする必要がある。準決勝、決勝の試合のために求められる観客収容数7万人のスタジアムの条件を満たす場所はイスタンブル・オリンピック・スタジアムのみである。

UEFAは2020年サッカー欧州選手権を13カ国もの会場で開催することを決定し、会場となるスタジアムの候補基準を明らかにしたが、トルコが準決勝・決勝の開催地となる確率はかなり低いものとなった。

UEFA実行委員会は会議において2020年サッカー欧州選手権の日程と開催地の候補基準を決定した。選手権は13もの都市で行われる予定であり、準決勝・決勝が行われるスタジアムに対しては観客収容数が最低7万人との基準が定められたことを受けて、トルコは開催地としての立候補を検討していたが、現時点において基準を満たす会場はイスタンブル・オリンピック・スタジアムのみである。
プラティニUEFA会長は昨年5月イスタンブルで行われた総会において、トルコが2020年オリンピック開催地となった場合、トルコでのサッカー欧州選手権開催はないことを明らかにした。さらに2013年1月25日には、開催地を1つではなく13もの都市で開催することが決定された。


それに伴いUEFAは候補地選出に関する日程、およびグループマッチや準々決勝は12都市で、準決勝・決勝は1都市で開催される旨を承認した。UEFA実行委員会は、全ての対象国がグループマッチ、準決勝・決勝の2分野に同時に立候補することができるとし、同じ都市がグループマッチ、準決勝・決勝両方の候補地となることができると述べた。


トルコは立候補するのか?

トルコは2020年イスタンブルオリンピック招致のため政府を挙げて全力の取り組みを行っているなか、同年に行われるサッカー欧州選手権のグループマッチ、準決勝・決勝の候補地に立候補するか否かを2013年4月26日までに明らかにする必要がある。公表された日程によると2013年4月18日にUEFA開催候補地申請の基準が明らかにされ、2013年9月11日には実行委員会によって基準を満たしている国々の立候補が正式に承認される予定である。2014年4月25日にはそれらの国々が立候補のための必要書類を提出することとなっている。

UEFA実行委員会は2014年5月から8月にかけて候補地を視察し、同年9月には2020年サッカー欧州選手権の開催国、開催都市が明らかにされる予定である。

サラジュオール、アリーナは規格外

UEFAが示した基準によれば、フェネルバフチェ・シュクリュ・サラジュオールとガラタサライ・テュルク・テレコム・アリーナ・スタジアムの両スタジアムは欧州選手権の準決勝・決勝を行えるほどの観客収容数に達していない。イスタンブルにおいてはアタテュルク・オリンピック・スタジアムのみこの基準を満たす。トルコ・サッカー連盟は政府からの協力を得つつ、立候補するとなれば、オリンピック・スタジアムを決勝戦に適切な状態にするか、2020年までに7万人収容できる新しいスタジアムを建設する計画を立てる予定である。でなければ、グループマッチと準々決勝開催地としてのみ立候補する可能性がある。

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:29692 )