トルコ内相、ボストン爆発犯とトルコとの関係を否定「10年前に10日の家族旅行」
2013年04月19日付 Milliyet 紙

今週のはじめにアメリカで行われたボストンマラソンへのテロの容疑者の1人は、警官隊との銃撃戦で死んだ。FBIの発表した映像にある「白い帽子の容疑者」は逃亡した。AP電によると、このテロリストらはチェチェン出身の2兄弟だという。身元の判明した容疑者らがトルコから飛行機に乗ったとされているされ、一部のメディアは、容疑者のうち一人がアメリカに来る前にトルコで暮らしていたと報じた。

これを受け、ムアンメル・ギュレル内務相は発表を行い、このチェチェン人テロリストが2003年7月10日にトルコにきたことがあり、10日ほど滞在して記録があると述べた。


ムアンメル・ギュレル内務相は、アメリカのボストン市で爆弾テロを実行した人物がトルコから来たとの疑惑を、「トルコとは、何の関係もないことが判明した」との言葉で否定した。

ギュレル内相は記者会見をひらき、2人のうちの1人が、2003年に10日間、家族とともにトルコへの入国・出国をしたことがわかったと述べた。このひとりが、死亡が伝えられているタメルラン・ツァルナエフという名の人物であるとし、「7月9日に入国し、7月19日に出国しているとみられる。つまり、家族旅行だったようだ。トルコとは、特段の関係がないことを確認した。(トルコに関係しているとの)報道に関連して提供できる事実は以上だ。つまり、10年前に10日ほど、トルコにいたことがあるということ以外には、記録や情報はない」と述べた。


ギュレル内相は、特に、これが2003年のことであることを強調し、「10年前にきて、10日間いただけだ。それが、殺されたタメルラン・ツァルナエフという名の人物だ。その兄弟については、入国・出国の記録はない」と述べた。ギュレル内相は、専門の警察関係者が、FBIの関係者とも情報共有をしているとのべた。
(中略)

爆弾テロの容疑者が、チェチェン出身の2兄弟であることがわかった。逃げている容疑者の名前は、ジョハル・A・ツァルナエフ(19)と判明した。ツァルナエフはケンブリッジに滞在許可をもち、免許書ももっているという。彼らは(MITやハーバード大のある)ケンブリッジに住んではいたが、学生でないと判明した。

ツァルナエフは、2011年に大学進学のため2500ドルの奨学金をえていたという。(後略)

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:29713 )