アクン監督、問題発言
2013年04月21日付 Hurriyet 紙


ファーティフ・アクン映画監督は、一時ファンであったアメリカの俳優クリント・イーストウッド氏について、もう名前も聞きたくないと発言した。

アクン監督はギリシャで発行されている週刊紙To Vimaに寄稿した声明で、「クリント・イーストウッドは私の憧れだった。彼の映画には人間的な側面があり、とても気に入っていた。しかし、アメリカの選挙の前に、まるでバラク・オバマに呼びかけるように、空席に向かって行ったスピーチは滑稽であった。伝説が自分で自分を台無しにした。突然憧れが失われた。あの日までクリント・イーストウッドのようになるために歳を取りたかったが、もうそうは思わない。彼のようになってそのようなばかげたことをするぐらいなら、早く死ぬことを選択したい」と話した。

トルコ人とギリシャ人の間の類似性について聞かれると、「二つの異なる民族だ。ギリシャ人はトルコ人ほど怠惰ではない。ギリシャ人は物事に反発を示す。街頭に繰り出す。怒りを口にでき、そのために語り、ものを書くことができる。これらは私にとっては民主主義のあかしだ。これらはトルコ人にはない」とアクン監督は述べ、ドイツのトルコ人についても以下のように話した。

「ドイツのトルコ人のことは忘れるべきだ。ドイツに住んでいる人は皆ドイツ人だ。この国は第二次世界大戦の後アメリカによって造られた。このことと、 アンゲラ・メルケル首相のせいで、ドイツ社会は「偽の」社会である。銀行のクレディーで常に新しいものを得ているだけだ。何に対しても声を上げず、[物事を]テレビで見ている。」

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:29728 )