議会開設を祝う4.23「国民主権とこどもの日」、各党党首国会で特別スピーチ
2013年04月23日付 Yeni Safak 紙


トルコ大国民議会の議会開設記念日に開催された4月23日特別会合で、各政党党首が演説した。各党首はそれぞれ「国民主権と子どもの日」の意味と重要性について言及し、政治的メッセージを含んだ演説を行った。議会の重要性を指摘しながら、行間に自身の党の主張を込めた訴えを行った。

トルコ大国民議会本会議では、議会開設記念として4月23日「国民主権と子どもの日」に合わせて催された会合で、議会に会派を有する各党首による演説が実現された。公正発展党党首のエルドアン首相、共和人民党のクルチダルオール党首、民族主義者行動党のデヴレット・バフチェリ党首、平和民主党のギュルテン・クシャナク共同党首が演説を行った。

■われわれに父親を取り戻す力はない

エルドアン首相は、トルコ大国民議会本会議での4月23日特別会合で、議会開設当時の子供たちが行ってきたことがらについて述べ、「この議会は、トルコに住む子供たちにとっての希望でなければならない。この国の子供たちはすべてにおいて最上の物を手にする権利がある。我々が経験したことを子供たちが二度と経験しないように、我々は全力をつくす」と述べた。
またさらにエルドアン首相は、過去を変える力は持っていないが未来を作る力は有していると述べ、「孤児になってしまった子供たちの父親を取り戻す力はないが、これ以上彼らのような孤児をつくりださないようにしたいと思っている」と語った。

■クルチダルオール党首:「T.C.」(が消せない)ように

共和人民党のケマル・クルチダルオール党首はスピーチで、現在拘束されている国会議員について言及しながら、「八名の議員が違法逮捕されてしまっている議会は、その信用を失っている」と語った。さらにクルチダルオール党首は最近議論されているトルコ共和国の略称「T.C.」を省庁の看板から取り去るべきとの主張に対しても暗に非難した。

「この記念日は国民の記念日である。それゆえ1920年4月23日は頭の中に、そして心の中に今もあるのだ」と述べ、「これを消し去ることは何人たりともできない、トルコ共和国を消せないように、また「T.C.」をも消せないように」。

■バフチェリ党首:名誉と信用は損なわれることはない

民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、「わが祖国の分断されるこのない一体性、わが国家の統一された体制、トルコ国民の名誉と信用、そして統合は、「我が戦士たちの議会(トルコ大国民議会)」の赤い血からもたらされているのであり、決して侵されえないものである」と述べた。

■クシャナク党首:多元的構造が傷つけられた

平和民主党のクシャナク党首は、93年前に設立された議会は多元主義をもとにつくられたと強調し、その議会の多元的構造が1924年憲法によって傷つけられたと述べた。除外され排除されたすべての人々が実行した闘争に対して、クーデターを期待するような考え方はもうすたれてしまったと語り、今や歴史は、我々に新しいチャンスを与えてくれているのだと語った。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:29749 )