世界が注目、PKKの「撤退」発表
2013年04月25日付 Radikal 紙


ロイター通信をはじめとした世界を代表する多くの報道機関が、PKK(クルド労働者党:PKK)の撤退決定を速報として報じた。

国際的通信社ロイターは、トルコからの撤退決定を購読者に速報として報じた。報道では、何十年間武装闘争を行ったPKK戦闘員が5月5日にトルコから撤退すると明らかにした。PKKを代表して声明をおこなったムラト・カラユランの、以下のコメントが掲載された。

「撤退は、計画通りに少しづつ、グループ単位で、できるだけ短期間で完了され る。」

BBC:イギリスの報道組織BBCは、PKKの軍事指導者ムラト・カラユランが、トルコからの撤退が5月初頭に始められると明らかにした、と報じた。報道では、PKKを代表して行われた声明が、北イラクにあるカンディル山岳拠点における記者会見で伝えられたとした。PKKのリーダー、アブ ドゥッラー・オジャランが先月行った呼びかけの後に「撤退」決定が実現したということも報じられた。また、この記者会見には50名以上のトルコ及び海外の記者がその模様を眺めたとされた。PKKと30年間続いた闘争は、4万人の命を失くしたとも述べられた。

DIE PRESSE:オーストリアの主要な日刊紙であるDIE PRESSEもPKKのトルコからの「撤退」決定をインターネットページで広く報道した。「PKK、トルコから撤退」とのタイトルで報じられた記事では、 PKKが5月5日以降トルコからできる限り短期間で撤退すると報じられ、またPKKの「撤退」決定がトルコで続けられている和平協定にとって新たな段階になったと報じた。

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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:29761 )