ファズル・サイ裁判に新展開―意義申し立て、受理
2013年04月26日付 Radikal 紙

ファズル・サイ氏の「執行猶予付判決」の決定に対する、高等裁判所への異議申し立てが受理された。高等裁判所によって異議申し立てが受理されたファズル・サイ氏は、再び裁判に臨む。

ファズル・サイ氏の「執行猶予付判決」に対する異議申し立てが受理された。イスタンブル第19簡易刑事裁判所は、ファズル・サイ氏に関し、今後再び裁判を行い、判決を言い渡す予定だ。著名なピアニストであるファズル・サイ氏は、「国民の一部が持つ宗教的価値観を侮辱した」罪で懲役10か月の判決が下されたが、この執行猶予付判決に対しなされた、サイの異議申し立ては受理された。イスタンブル第19 簡易刑事裁判所によるこの判決に対し、サイ氏の弁護士が「判決を不服」として異議申し立てを行った。このイスタンブル第19簡易刑事裁判所による判決を不服として行われた意義申し立ては、国家司法ネットワークシステム(UYAP)を通じイスタンブル第29(第一審)刑事裁判所へ送られた。異議申し立てを審査した裁判所は、それを受け入れた。

「執行猶予付判決」の決定を取り消したイスタンブル第29(第一審)刑事裁判所は、理由として「被告に対して行われた裁判において、執行猶予付判決が、どのような意味を持つのかということが十分に説明されていないということ」を示した。そして裁判記録を、裁判を行うイスタンブル第19簡易刑事裁判所に戻した。イスタンブル第19簡易刑事裁判所は、ファズル・サイ氏について今後再び審理し、判決を下す。

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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:29771 )