トルコ・韓国間の自由貿易協定、発効
2013年05月02日付 Zaman 紙


トルコと韓国の間で調印された自由貿易協定が、昨日、発効した。自由化がはじまる貿易取り引きにおいて、両国は10年で、段階的に全品目の90%を非関税としていくことを決定した。

昨日から韓国は関税の80%、トルコは65%を撤廃した。本協定の発効に伴い、トルコは産業製品の93%を関税なしで韓国へ輸出する。これに対し、トルコの韓国からの輸入の22%を占める電化製品、鉄鋼、繊維や衣類製品、自動車製品については、今後7年以内に関税が撤廃される。農産品は、10年以内に52%の関税が撤廃される。

ザフェル・チャーラヤン経済相は、トルコの極東における初の自由貿易協定相手である韓国が、2011年に5200億ドルで世界第5位の輸出国(EU内貿易を除く)であり、1兆5000億ドルのGNI(国民総所得)で世界第15位の経済国であると述べた。1人あたりのGNIが3万1000ドル強の韓国がトルコにとって重要な市場であることを強調したチャーラヤン経済相は、以下のように評価した。「EUや米国の生産者に続き、トルコも韓国の市場に参入する機会を得た。韓国の2012年の輸入は農業生産物のみで260億ドル程度である。米国の農業生産物輸出先第5位の市場である韓国に、トルコの重要な輸出品目であるヘーゼルナッツ、オリーブオイル、タバコ、干しぶどう、小麦粉、砂糖製品、チョコレート製品、パスタのような製品で合意を得た。生産者は、輸出業界の市場の特徴に注目しながら、この市場へ焦点を置くと、統計の計算以上に成功するだろう。」

サービス貿易や投資への道筋についても両国で話し合ったと述べたチャーラヤン経済相は、昨日発効された「環境協定」を受け、二国間のサービス貿易や投資分野での交渉を貿易協定の発効後1年以内に終えることを目指していると述べた。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:29825 )