トルコ国籍喪失者に朗報-ブルーカードに関し、新しい通達が施行
2013年05月03日付 Yeni Safak 紙

外国で生活するトルコ国籍喪失者に与えられるブルーカードに関する通達が施行され始めた。通達が施行されることにより、ブルーカード保持者が直面した多くの問題もなくなるだろう。ベキル・ボズダー副首相は、「ブルーカード保持者はトルコに入国する際に多くの問題に直面するが、新しい身分証番号により(入国手続きが)大幅に簡素化されるであろう」と話した。
「ブルーカード原簿および申告された住民情報に関する通達」がムアンメル・ギュレル内務相により、4月30日に承認され施行された。

通達により、トルコ国籍であったが出国許可を得ることでトルコ国籍を喪失した者たち、およびこれら国籍喪失者の子孫に対するブルーカード原簿が作成されることも予定されている。

■身分証番号の付与

通達により住民管理台帳のデータベースに登録されている、出生によりトルコ国籍を得たが出国許可を得たことによりトルコ国籍を失った者は、それまでのトルコ共和国身分証番号のままで、自身らのブルーカード原簿が作成される。ブルーカード原簿に登録されている個人の、トルコ国籍保持者でない3世代後までの子孫については、申請があった場合はブルーカード原簿に記載される。

ブルーカード保持者の出生、結婚、離婚、婚姻取消、養子縁組、死亡等の記録は、ブルーカード原簿に記載される。

■身分証として

ブルーカードに関する情報が電子化されることにより、ブルーカード保持者の諸手続きは一層のスピードアップがはかられる。ブルーカード原簿に登録された「ブルーカード」は、公式の身分証として使用可能になる。

■100万人が利用

ブルーカードに関する通達が交付されることで、国外で生活している国籍を喪失した100万人以上の人々の利用が見込まれている。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:29855 )