中央銀行によって公表された91年度後半〔2012年9月下旬〜2013年3月下旬〕のセクトラル・インフレ率を考慮し、また同年前半〔2013年3月下旬〜9月下旬〕のインフレ率も同じであると仮定した結果、プライド、プジョーSLX405、ティーバー、サマンドLX EF7各車の予想最高価格が算出された。

　昨年エスファンド月〔2013年2月19日〜3月20日〕に、中央銀行は競争評議会の要請によって、同年後半の一部の国産自動車のセクトラル・インフレ率を、ドルの取引レート、ならびに自由レートにもとづいて、計算し発表した。

　セクトラル・インフレとは、国内の一次原料の調達コスト、外貨コスト、生産・流通・販売コスト、自動車生産者の利益、税金、ならびにナンバー登録にかかるコストなどからなる。

　通常イランでは年の前半のインフレ率は後半よりも低いことを考慮し、また91年度前半の自動車生産に関わるセクトラル・インフレ率は高く見積もっても（中央銀行が発表した）年後半のインフレ率と同じであると仮定した結果、一部の国産自動車の予想最高価格が、ドルの自由レート及び取引レートに基づいて、以下のように算出された。

　こうした仮定にもかかわらず、昨年、取引外貨の取得に失敗したと自動車の生産者らが発表したことを踏まえるならば、そしてもし中央銀行によってこのことが確認されるならば、ドル自由レートに基づいて算出された価格が現実により近いということになるだろう。とはいえ、91年の1年間のセクトラル・インフレ率が中央銀行から発表された後に、これらの自動車の正確な価格が計算され、発表されるだろう。

1：91年ファルヴァルディーン月〔2012年3/4月〕の価格
2：インフレ率（自由レート）
3：予想価格（自由レート）
4：インフレ率（取引レート）
5：予想価格（取引レート）

車種：プライド
1：1千万トマーン〔1ドル約1200トマーンの公定レートで、1ドル100円と仮定して約83万円。以下同。なお、自由レートは公定レートの約3倍で、1ドル3600トマーン程度と考えられる。そのため、自由レートで計算すれば約28万円〕
2：75％
3：1730万トマーン〔約144万円〕
4：43％
5：1410万〔約117万円〕

車種：ティーバー
1：1300万トマーン〔約108万円〕
2：76％
3：2260万トマーン〔約188万円〕
4：42％
5：1820万トマーン〔約151万円〕

車種：SLX405
1：1500万トマーン〔約125万円〕
2：84％
3：2730万トマーン〔約227万円〕
4：36％
5：2000万トマーン〔約166万円〕

車種　サマンドLX EF7
1：1680万トマーン〔約140万円〕
2：79％
3：2970万トマーン〔約247万円〕
2：42％
2：2350万トマーン〔約196万円〕

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（ 翻訳者:8410105 ）
（ 記事ID:29861 )