大統領選の立候補受け付け、始まる:初日に60名が登録
2013年05月08日付 Jam-e Jam 紙
左から順に、ランキャラーニー、ロウハーニー、ヴァーエズザーデ、キャヴァーケビヤーン、サイーディーキヤー
左から順に、ランキャラーニー、ロウハーニー、ヴァーエズザーデ、キャヴァーケビヤーン、サイーディーキヤー

 大統領選立候補者の登録受付の初日、60名以上が国家選挙本部を訪れ、登録を行った。

 大統領選実施の手続きを開始するとの内務省の通達と同時に、立候補者らの登録受付が昨日朝8時から開始された。モスタファー・モハンマド・ナッジャール内相は発言の中で、第11期大統領選の立候補者らに対し、選挙本部が混み合うのを防ぐために、受付最終日に登録を延期しないよう呼びかけた。

 イラン国営通信の報道によると、立候補者の登録受付の初日だった昨日、以前から選挙への出馬の用意を表明していた数名の有力者も、国家選挙本部を訪れ、登録を済ませた。その中には、ハサン・ロウハーニー、カームラーン・バーゲリー=ランキャラーニー、モハンマド・サイーディーキヤー、サーデグ・ヴァーエズザーデ、モスタファー・キャヴァーケビヤーンなどの人物が含まれていた。

※訳注:ロウハーニーはハータミー政権時代の国家安全保障最高評議会書記として核交渉に従事した人物。バーゲリー=ランキャラーニーは第一次アフマディーネジャード政権の保健相を務めた。サイーディーキヤーも第一次アフマディーネジャード政権で住宅都市建設相を務めた。キャヴァーケビヤーンは、日刊紙「マルドムサーラーリー」を発行する、改革派系マルドムサーラーリー党の党首。

 昨日、国家選挙本部に一番乗りだった人物はサーデグ・ヴァーエズザーデで、同氏は立候補登録を済ませた後、政府を政治的騒動から救い出すことで、国の進歩のスピードをさらに速めたいとの抱負を述べた。

立候補登録に付き添った人々

 ところで、昨日非常に興味深かったのは、立候補登録の際に立候補者に付き添っていた面々である。

 例えば、公益判別評議会戦略研究所所長のハサン・ロウハーニーは、改革派政権時の情報相だったアリー・ユーネスィー、〔保守系の宗教指導者らで作る政治組織の〕闘う宗教指導者協会のメンバーであるセイエド・レザー・アクラミー、第一次・第二次ハーシェミー=ラフサンジャーニー政権で鉱工業相を務めたモハンマド・レザー・ネエマトザーデ、同じく国防相ならびに道路運輸相を務めたアクバル・トルカーンといった人々とともに国家選挙本部に姿を現し、立候補登録を行った。

 カームラーン・バーゲリー=ランキャラーニーの立候補登録の際に彼に付き添っていたのは、ルーホッラー・ホセイニヤーン、サーデグ・マフスーリー、パルヴィーズ・ダーヴーディー、及びモハンマド・ソレイマーニーらであった。

 ヴァーエズザーデはモハンマド・ラフマティー元道路相とともに選挙本部に姿を現し、またサイーディーキヤーも自身の支持者・協力者らとともに内務省入りし、立候補登録を行うために国家選挙本部のある場所に向かった。

立候補者らは何を言ったか

 ハサン・ロウハーニーは立候補登録を済ませた後、記者団に「この仕事の大きさ、重さについてはよく知っている」と述べた。

 同師はさらに、「この重責は、国の政治的・社会的・文化的システム、そして特に経済システムについて熟知した人物を必要としている」と付け加え、さらに「現在、国が直面する経済的困難を解きほぐす方法としては、外交政策からアプローチするやり方がある。外交政策問題を理解し、その整理の仕方、その解決の仕方を理解するには、専門知識が必要だ」と指摘した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29897 )