死者数50人へ、レイハンルでは抗議デモ
2013年05月13日付 Milliyet 紙


レイハンルでの死者がさらに3人増えた….。レイハンルでの二度目の爆発が起きた郵便局(PTT)の建物のがれきで9時頃、一体の遺体が見つかった。捜索隊によりがれきの下から発見された遺体は、レイハンル国立病院の遺体安置所へ搬送された。救援隊は、(事件現場の)周辺及びがれきの下に行方不明者がいる可能性があったため、そこで捜索活動をおこない、郵便局の建物の近くの下水道の穴に2体の遺体があったことを明らかにした。捜索・救援・消火隊は、マンホールのふたを開けておこなった作業により、遺体を辛うじて運び出した。13日に発見された3体の遺体を含めて、爆発で亡くなった人は49人(注:原文ママ)に達した。
一方、爆発で被害を受けた小売商は、一部が燃えたトルコ国旗を手に行進を行い、テロと政府に抗議した


先週の土曜日の昼頃に、爆弾攻撃を受けた郡の中心にあるアタテュルク通りで、事件現場の検証チームの作業が終了した。7か所の公共の建物、735か所の職場、120か所の住宅と63台の車両が被害を受けた地域で、がれき撤去作業は夜を徹して続いた。13日の午前から爆発が起きた通りで、歩行者と車両の通行が可能となった。レイハンルの小売商は被害を受けた店舗を訪れ、できる範囲での清掃作業を始めた。店舗が荒れ果てた状態となった小売商は、一方でテロに対し、もう一方で政府に怒りをぶつけた。二度目の爆発が起きた郵便局の建物の近くの小売商は、店舗のがれきの中から一部が焼けたトルコの国旗を取り出し、同業者と記者に示した。周辺の他の店舗のオーナーも、怒ったこの小売商の周辺に集まった。テロを呪いつつ、政府に対するシュプレヒコールを叫んだ約150人の小売商は、二度目の爆発があった場所から600メートルほど歩き、最初の爆発のあった市庁舎前に来た。この小売商の抗議の行進を治安部隊は遠方から追跡した。市庁舎前で抗議を続けた店舗のオーナーたちは、激しい雨が降り始めたため、しばらくしてから解散し、店舗に戻った。

損傷が見られる建物での清掃作業は終日続いた。周辺の県からガラス商がレイハンルへ来て、割れたガラスを新しいものに入れ替えた。

■遺体のDNA鑑定

一方、爆発で亡くなった46人のうち、7人の身元を特定するため、遺体がアダナ法医学協会へ移送された。(親族が)行方不明であることを申し出た家族から提供された血液サンプルと遺体から取り出したDNAサンプルで行われる鑑定により、身元が特定されることが待たれている。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:29956 )