Melih Asik コラム:本当に、シリア諜報機関なのか?
2013年05月14日付 Milliyet 紙

ウルデレで30人以上の国民を爆撃され殺された事件の責任者を2年みつけられず、ネジプ・ハブレミトオールの殺人犯を10年にわたってみつけられない政府が、レイハンルを血に染めた事件の容疑者を爆発の直後に、あらかじめ準備していたかのように、あっという間に捕まえた。閣僚のベシル・アタライの発表によると、トルコ国籍の9人の容疑者は、シリアの諜報機関「アル・ムハーバラートと関係がある」のだそうだ。

容疑者がこれまで例のないかたちで、あっという間に捕まったことは賞賛すべきことだ。つかまったのが本当の犯人で、あとになって「ちがってました」といって釈放されることがないことを祈りたい。事件の直後からテレビで飛びまわっている連中や、専門家たち、戦略分析家たちなどなども、すぐにシリアの諜報機関やアサドに話をもっていく。いやいや、しかしアサドは、これほど難しい事態の渦中にいるのに、今度はトルコを戦争に引き込もうとしているというわけなのか?これはなかなか納得しがたい。じゃ、トルコを戦争に引きずりこみたいのは、誰だろう?

人権協会(IHD)は、2か月前にこの地方で聞き取り調査を行ったそうだ。その時にインタビューをうけた共和人民党のレフィク・エルユルマズ・ハタイ選出国会議員はこういっていた。「小規模な独自派の過激派組織はモサドやイスラエルの監督下にある。シリアの内戦の背後にはイスラエルがある。過激派やイスラエルは、戦闘の終結を望んでいない。私は、今後、トルコ国内のこれまでこうした事件が起こっていない場所で爆弾が爆発することを心配している・・」

この発言には注意を払う必要があるだろう。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:29958 )