国民教育省、歴史教科書を改訂へ
2013年05月16日付 Milliyet 紙


ナビ・アヴジュ国民教育相は「我々を一つにすることが望まれているのに、反対にしばしば我々を分裂させるような表現がこの教科書にはある。それらを削除し、すべての国民に呼びかける、すべての国民の成功が内包された教科書の作成に、教育委員会が包括的に取り組んでいるところである」と述べた

ナビ・アヴジュ国民教育相はマルマラ大学で参加したパネルディスカッションで教育委員会が歴史教科書の一部を改訂するための取り組みを行っていることを発言した。
マルマラ大学ギョズテペ・キャンパスで開かれたユーラシア・トルコ言語歴史教育国際シンポジウムで講演したアヴジュ大臣は、「教育委員会がすべての歴史教育に関する非常に根本的で新しい取り組みを行っています。歴史教科書は見直されるでしょう」と話した。

アヴジュ大臣は「我々を一つにすることがまれているのに、反対にしばしば我々を分裂させるような表現がこの教科書にはある。それらを削除し、すべての国民に呼びかける、すべての国民の成功が内包された教科書の作成に、教育委員会が包括的に取り組んでいるところである」と続けた。

アヴジュ大臣は、シンポジウムの終了後、出口で新聞記者らのこの件に関する質問に答え、歴史教科書にどのような類の改訂がおこなわれるかという質問に対して、「一項目一項目述べることはできないが、すべての歴史教科書が一つ一つ見直されている。各レベルの歴史教科書が、一体性の中でお互いを補完していくという理解で新たに作成されている」と答えた。また大臣が歴史教科書には不快になるような多くの点が存在すると述べたことに対して、「例を出していただけますか」という質問が行われたが、これには「改訂された時にわかるだろう、柔軟な仕事はよい成果をもたらす」と答えた。
同大臣は、学力判定試験(SBS)に関する質問には答えず、広域警備体制がしかれるなか、大学を後にした。

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( 翻訳者:山口 南 )
( 記事ID:29972 )