サファヴィー前革命防衛隊総司令官「護憲評議会に異を唱える者はイスラームに異を唱えている」
2013年05月12日付 Mardomsalari 紙

 ハーメネイー全軍総司令官の上級顧問を務めるサファヴィー司令官は、「現在、敵が企てているのは護憲評議会の弱体化である」と指摘した上で、「この評議会の決定はイスラームの聖法と憲法に一致するものであり、それに異を唱える者はイスラームと憲法に異を唱えているのである」と述べた。

 イラン労働通信によると、セイエド・ヤフヤー・サファヴィー少将は「アーヤトッラー・モッラー・ハーシェム・ジャンナティーとラーダーン地区の90名の殉教者」記念大会において、次のように述べた。

聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕の時代、イラン国民の敵はイラン・イスラーム共和国に対して世界戦争を始めた。第二次世界大戦で互いに戦った敵同士が、この戦争では〔対イラン戦争で〕手を組んだのであった。今や、戦争の種類が変わり、アメリカを中心とした敵は、政治的・経済的圧力、制裁を加えることで、イラン国民に対して新たな戦争を構築している。

 全軍総司令官上級顧問は、今年度がハーメネイー最高指導者によって「政治的偉業と経済的偉業の年」と名付けられたことに触れ、「〔大統領選に〕最大限参加するにあたり、国民は自らの目と耳を最高指導者の指導に向ける必要がある。国民は、もし適任者を見分けることができないのであれば、選択にあたって、ウラマーや有識者に意見を伺い、どの人物が国にとってより役に立つのかを調べるべきだ」と述べた。

 同氏は続けて、「今日、政治的な観点から見た場合、われわれは戦略的転換点に立っている。それゆえ、健全で正しく、有能な人物を〔大統領に〕選ばなければならない」と述べ、さらに「一方で賢明で見識があり、マネジメント能力に長け、思慮深く、遠くのことまで見通すことのできる指導者〔=ハーメネイー最高指導者〕が、他方で敬虔で炯眼な監督者たちの評議会〔=護憲評議会〕が、現在の国政を監督している」と指摘した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29975 )