パレスチナ:ハマース、シナイ半島でエジプト人兵士が誘拐されたことを受けトンネルの治安活動を強化し、捜査への援助を申し出る
2013年05月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「イスラーム聖戦士会議」は誘拐事件への関与を否定、聖戦士はイスラエルと戦っていると強調

2013年5月16日『クドゥス・アラビー』

【ガザ:本紙、アシュラフ・アル=ハウル】

昨日(15日)ハマースが運営する解散した政府の内務省は、ハマースはエジプト人兵士七人が誘拐された事件を受けて、エジプトとの国境地帯およびその地下に造られたトンネルに対する治安活動を強化しており、犯罪捜査に協力する準備があると表明した。またガザの過激派ジハード(イスラーム聖戦士)団体は、この誘拐事件への関与を否定した。

同省は声明において、エジプト治安当局に対し「兵士の誘拐事件の手がかりをつかみ、犯人を逮捕するための援助」を行う準備があると強調した。

同省は誘拐行為を強く非難し、それをエジプトの安定を狙った卑劣な行為であるとし、以下のように述べた。「エジプトの安定に抵触することは、パレスチナの安定に対する抵触等しいガザ地区を支配しているハマースがさらされているエジプトのメディアからの多くの攻撃は、ハマースがエジプトの安定を揺るがすと非難している。それに、複数のメディアは、昨年のエジプト軍人殺害事件の当事者としてハマースを非難した。これは、ハマースが批判している件であるのに。エジプトの公式機関はハマースに対してなんら批判を向けたことはない」

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:29982 )