カッパドキアで気球衝突、墜落事、3人死亡
2013年05月20日付 Radikal 紙


カッパドキアで気球が空中で衝突した。衝突で観光客を乗せた熱気球の一つが墜落した。事故で3人が死亡、22人が負傷した。

ギョレメから今日午前6時ごろに飛び立ち、パイロットと20人の乗客を乗せた熱気球のドーム部分へ、上空を飛行していた他の気球のカゴの部分がぶつかった。300mの高さにて衝突したことにより、バランスを失った熱気球は、ウルギュップ郡のオルタヒサル町近郊のホテル地区へ墜落した。
乗船していた観光客のうちブラジル国籍の77歳になるマミナ・ルザスさんが事故現場で、同じくブラジル国籍の85歳マルイザ・グベズさんが、搬送された病院でなくなった。事故で23人の乗客が負傷した。負傷者の1人はカイセリ県エルジェス大学医学部病院へ、そのほかの人々はネヴシェヒル市内の各病院へ搬送され、治療を受けた。軍警察は、事故現場調査員が調査を行うとして、現場への記者たちの立ち入りを禁止した。

県知事の会見

ネヴシェヒル県アブドゥルラフマン・サバシュ知事は、事故後初めての会見で2つの気球が6時ごろオルタヒサルとギョレメの間で衝突したと話した。知事は「負傷者のほとんどが骨折している。重傷の一人はエルジェス大学医学部病院へ搬送された。事故は、目撃者の説明によれば、上昇している気球の上部へ他の気球のカゴがぶつかった結果発生した。下にいた気球のドーム部分が壊れ、直後に落下している。」と述べた。
サバシュ知事は負傷者が町の3つの病院で手当てを受けているとつけ加えた。

運航会社:あらゆる対策をとっていた

事故で墜落した気球の運航会社社長であるハリル・ウルエル氏は、パイロットが急激に降下する際、あらゆる安全措置を講じたと主張した。
ウルエル氏は、墜落現場で記者に対し行った会見では、事故を大変残念に思っていると話した。

20年前よりカッパドキア地方では、安全に熱気球遊覧が行われてきたと話すウルレル氏は、以下のように話した。
「今朝の早い時間に2つの気球が空中で衝突した結果、1つの気球が急激に降下した。パイロットは降下の際、あらゆる安全措置を講じた。最初の発表では、ある年配の観光客が心臓発作のため亡くなったとされた。足の骨折の他に身体にけがはありません。医師から我々が入手した情報はそのようなものです。すぐに事故にたいして対策が取られました。我々を支援してくれる関係者の方々に感謝しています。」

死者数は3人に上った

カッパドキアで起きた気球事故において負傷し、カイセリにある私立病院へ運ばれた79歳のブラジル国籍のエレム・コヘルマンさんも、医師の努力にもかかわらず助からず亡くなった。こうして気球事故における死者の数は3人に上った。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:30037 )