エジプト:シューラー議会、司法権の法案の討議に固執、司法委員会は公正協議期を延期。
2013年05月16日付 Al-Ahram 紙
■エジプト:シューラー議会、司法権の法案の討議に固執、司法委員会は公正協議期を延期。
2013年5月16日『アル=アハラーム』
【本紙、サミーラ・アリー・アヤード、ムハンマド・ファトヒー】
シューラー議会の立法・憲法委員会副議長のターヒル・アブドゥルムフスィン氏は、「当委員会が司法権の法案について協議する予定だ。ヒツジはヒツジ、私の父は私の父だ」と強調した。最高員会は、シューラー議会で提示されていることについての考えが明らかになるまで、公正協議会の準備作業の中止を決定した。
司法委員会は、ムハンマド・ムムターズ顧問(破毀院の長)を長とする昨日(15日)の緊急会議の中で、この危機を脱却するための代替案になるかもしれないすべてのことを協議すると強調した。最高司法委員会が発行した声明によれば、中止の決定は他の司法機関のリーダーらとの諮問の後で決定されたものだという。それらの機関とは、最高憲法裁判所、国務委員会、国家裁判官クラブ、行政監査局だ。
その一方で、破毀院所管の緊急総会は、シューラー議会に対して、憲法の監査を行う権限を持っていないとして、司法権の法案を提出することを拒否した。その他に、下院の集会が開かれるまで自らの提示を延期したこと、および裁判官はさまざまな検察当局や裁判所の総会の意見を仰がない限り、厚生委員会に参加できないことなどが拒否の理由だ。
裁判官クラブの公式スポークスマンであるフルミー・アッ=シャリーフ氏は、自身が司法権への侵害だとしていることに関して、世界水準での複数の破毀院との対話協議が行われたと明らかにした。
破毀院長代理のアブドゥッラー・ファトヒー顧問(裁判官クラブ第一代理)は、シューラー議会による司法権の法案の改正をめぐる討議に急ごうとする決定を愚かで滑稽なものだとした。そして、大統領や最高裁判所員会が司法権とその保存に関して進めた各措置を尊重するべきだった、と指摘した。
自由公正党から提出されている、司法権の法案改正のためのプロジェクトの議論を早急に行えという要求は、厚生委員会を骨抜きにするものである、と述べた。ターヒル・アブドゥルムフスィン氏は、すでに司法権の法律の批准のための手順を取ったと強調した。
(後略)
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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:30042 )